フランクリン動物保護区で野生動物の素晴らしさを実感
ブルームフォンテーンで野生動物に会いたければ、街の中心部にあるフランクリン動物保護区(Franklin Game Reserve)へ足を運んでみてください。1930年に設立されたこの動物保護区は、世界に2カ所しかない都市部に設けられた野生動物保護区のひとつで、もうひとつは香港にあります。
ブルームフォンテーンの中心部に2,500平方メートルの敷地を有するこの珍しい動物保護区では、都市の景観とともに野生のキリンやオグロヌーが観察できる他、ヤブコマドリ、センニョヒタキ、トキワスズメなど多数の野鳥が生息しています。
安全上の理由から徒歩による移動が許可されている場合でも、保護区内を一人で歩くのは控えたほうが無難です。保護区内のネイバル・ヒル(Naval Hill)の頂上へは日帰りのドライブが楽しめ、ここから街の風景を一望できます。
ネイバル・ヒルの東側には白く塗られた岩で作られた「ホワイトホース」と呼ばれる一際目立つ白馬の像があります。この像は南アフリカ戦争(アングロ・ボーア戦争)中、イギリス軍の騎兵隊が遠方からでも確認できる道標として建てられたのではないかと言われています。1900年3月15日、ボーア人からブルームフォンテーンを奪取したイギリス軍は、ここに騎兵隊の中継地点を構築しました。
このホワイトホースはイギリス軍第2大隊デューク・オブ・エディンバラ・ウィルトシャー連隊の兵士が製作したものと見られており、イングランド南部ウィルトシャーの州外に存在する唯一のウィルトシャー・ホワイトホースであると言い伝えられています。
この像にまつわる数ある都市伝説のひとつに、ネイバル・ヒルで処女がキスされると、ホワイトホースが一歩前へ進む、という逸話もあります!
滞在するゲストハウスやホテル、バックパッカー向けのロッジからツアーガイドを手配することも可能。宿泊施設で尋ねれば適切なアドバイスが得られます。
旅の計画に役立つヒントと情報
◆問い合わせ先
フランクリン動物保護区(Franklin Game Reserve)
電話:+27 51 412 7016
◆アクセス
ブルームフォンテーンまでは航空機または車を利用し、ランドマークであるネイバル・ヒルをめざして向かいます。
◆ベストシーズン
通年。
◆周辺の散策
動物保護区の周辺では散歩やドライブが可能ですが、ツアーガイドを手配するのをおすすめします。ブルームフォンテーンで滞在するホテル、ゲストハウス、バックパッカー向けロッジに着いたら、ツアーガイドについて問い合わせてみること。
◆料金
フランクリン動物保護区への入場は無料。
◆滞在期間
2泊すればブルームフォンテーンの魅力を存分に満喫できます。
◆宿泊施設
ブルームフォンテーンにはホテル、ゲストハウス、バックパッカー向けのロッジなど様々な宿泊施設が揃っています。
◆食事
ブルームフォンテーンには数多くのレストランやスーパーマーケットがあります。
★ご存知ですか?
フランクリン動物保護区は1920年代にブルームフォンテーン市長を務めたジョン・スチュワート・フランクリン卿の名をとって命名されました。