Spot 南アフリカ観光スポット

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リンポポ州のポロクワネ

リンポポ州の州都であるポロクワネ(Polokwane)は、多様な人々と文化が混在する活気に満ちた都市。レストランやアートギャラリー、博物館、ジャズクラブ、ショッピングセンターといった様々な施設がリンポポ州の心臓部を形成しています。周辺には大自然に囲まれた山々や野生動物が暮らすアフリカの原野が広がり、玄関口としての役割も担っていることからゲートウェイ・シティとも呼ばれています。

リンポポ州の心臓部であるポロクワネにはアフリカン・ジャズクラブから州最大のショッピングセンターまで、訪問者を喜ばせる広範な都市型エンターテイメント施設が揃うと同時に、少し足を伸ばせば数多くの動物保護区や大自然が織りなす美しい景観が楽しめます。

ポロクワネの賑やかなダウンタウン地区には緑とともに芸術的な市庁舎や南アフリカの貴重な芸術コレクションを所蔵するポロクワネ美術館(Polokwane Art Museum)などが立ち並んでいます。ヒュー・エクストン写真美術館(Hugh Exton Photographic Museum)では、魅力溢れる多数の写真の展示を通じて、誕生して間もない頃の街の歴史に触れることができます。また鮮やかな緑色が際立つアイリッシュ・ハウス(Irish House)には、先史時代からビクトリア朝時代、近代に至るまでの様々な展示物が並んでいます。さらに街の北側にあるバコネ・マラパ博物館(Bakone Malapa Museum)では生命が宿る野外展示を通じて、伝統的な北ソト文化と触れ合える機会が提供されています。

ポロクワネ南側の郊外にあるメロパ・カジノ&エンターテイメント・ワールド(Meropa Casino & Entertainment World)は大空に向かってそびえ立つ古代アフリカの宮殿のような様相を呈しています。魅力溢れるクラブを始め、会議場、コーヒーショップ、レストランなどが併設されたカジノ&エンターテイメント施設は、流行に敏感なお洒落な人々が集まる場所として長年に渡って人気を集めています。中でも都会的センスが漂うアフロシックなジャズクラブ、ジェンベ・タバーン(Jembe Tavern)は朝まで多くの人で賑わうポロクワネで最も“イカした”スポットとして知られています。

高級料理やオーガニック、アフリカの伝統料理など、ポロクワネには上質なグルメが楽しめる飲食店が数多く揃っています。またリンポポ州最大のショッピングセンターを始め、美術工芸品や骨董品を取り扱うショップも数多く点在しています。

都会の喧騒に疲れたら、郊外にある動物保護区や山脈、低木地帯へと足を伸ばして自然との触れ合いをお楽しみください。街の南にあるランチ・ホテル(Ranch Hotel)ではライオンと一緒に散歩ができますし、街の中心から10分ほどのポロクワネ動物保護区(Pologwane Game Reserve)では四輪駆動車に乗って野生動物を追い求めるゲームドライブが体験できます。

旅の計画に役立つヒントと情報

◆問い合わせ先
リンポポ州観光&公園局(Limpopo Tourism and Parks Board)
電話:+27 15 290 7300
Eメール:info@golimpopo.com

メロパ・カジノ&エンターテイメント・ワールド
電話:+27 15 290 5468

アイリッシュ・ハウス博物館
電話:+27 15 290 2180

ランチ・ホテル
Tel: +27 15 290 5000

アフリカン・ルーツ・ゲストハウス(African Roots Guesthouse)
電話:+27 15 297 0113

フュージョン・ブティック・ホテル(Fusion Boutique Hotel)
電話:+27 15 291 4042

◆アクセス
ヨハネスブルグからポロクワネ国際空港へは国内線が運航されています。ヨハネスブルグからはバスの定期便も毎日運行されています。ヨハネスブルグから車でN1号線を利用した場合の所要時間は約3時間。

◆ベストシーズン
ポロクワネは通年で楽しめます。ただし、数百万人ものシオン・キリスト教の信徒が巡礼でポロクワネを訪れるイースターの時期は避けたほうが無難です。

◆周辺の見どころ
ランチ・ホテルでのライオンとの散歩、山や川、滝などの自然に囲まれたハーネルツバーグ(Haenertsburg)村への訪問、スタークフォンテーン(Sterkfontein)の「人類のゆりかご」と並ぶ貴重な遺跡群、マカパン渓谷遺跡(Makapan’s Valley Heritage Site)へのツアーなど。

◆おすすめツアー
ポロクワネ動物保護区でのゲームドライブや地元の人々で賑わう酒場や居酒屋巡り。

◆交通機関
ポロクワネのダウンタウン地区は徒歩で容易に見て回れます。市内にはバスやタクシー、レンタカー会社も多数あります。

◆滞在期間
週末などに数日滞在すれば市内と周辺を見て回れます。

◆持ち物
市内観光の際には歩きやすい靴、郊外に広がる自然の中で名所を巡る際にはアウトドア用品の準備が必要。

◆宿泊施設
ポロクワネには5ツ星ホテルから手頃なB&Bまで、様々な宿泊施設が揃っています。フュージョン・ブティック・ホテルは街で一番おしゃれな5ツ星ホテルで、スタイリッシュな部屋と料理が自慢。アフリカン・ルーツはビクトリア調の住居を見事に改装した静寂かつ芸術的なゲストハウス。人気のレストランや庭園、会議・結婚式場を備えたポロクワネ郊外のランチ・ホテルでも快適な滞在が楽しめます。

◆イベント
メロパ・カジノ&エンターテイメント・ワールドに併設されているジェンベ・タバーンで毎週日曜日に催される「サンデー・ジャズ」、7月のポロクワネ・ワインショーなど

◆おすすめの買物アイテム
アフリカ全土からの集められた美術品、工芸品、骨董品

★ご存知ですか?

ポロクワネはセペディ語や北ソト語で「安らぎの場所(place of peace)」を意味しています。