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コーヒー好きにおすすめのサビー・バレーでのコーヒーツアー

サファリのメッカとして知られるクルーガー国立公園を訪れる際にぜひ足を運んでもらいたいのがムプマランガ州のヘイジービューという小さな町からほど近い地点にあるサビー・バレー。ここでは興味深い話しを聞きながら、極上のコーヒーと自家製チョコレート・ケーキで締めくくる「サビー・バレー コーヒーツアー」が体験できます。

サビー・バレー コーヒーはクルーガー国立公園への玄関口でもあるヘイジービューから約10km離れた辺りのサビー川、サバーン川、マックマック川という3本の川の合流地点に位置し、ここでコーヒーツアーが催行されています。

ツアーのホスト役を務めるのはサビー・バレー コーヒーのオーナーであるティム・バックランドさんと奥様のキムさん。長年に渡ってコーヒーを育て、豆をローストし、コーヒーを注いできた夫婦は、コーヒーに関してあまりに多くの知識を学んできたことから、一般人が生涯において知り得るコーヒーについての事柄よりも、多くのことを忘れてしまったと微笑みます。バックランド夫婦は「サビー・バレー コーヒーツアー」を通じて、自らの経験に基づいた知識をツアー参加者と惜しみなく共有してくれます。

サビー・バレー コーヒーの店内へと足を踏み入れた瞬間、コーヒー豆をローストしたばかりの香ばしいアロマが鼻を刺激し、その豊かな香りに思わず魅了されるに違いありません。

入口付近でまず目に入ってくるのは、現在も使用しているベアトリーチェ、スポング、ラブロックと称される古めいた3台のコーヒーミル。次にコーヒー用品の展示や図表などによるコーヒーの加工・製法過程を見て回ります。その後、ティムとキムはコーヒー農家での生活やコーヒー産業の仕組みなどの紹介を交えながら、コーヒーが豆から一杯のカップに注がれるまでのプロセスを丁寧に説明してくれます。

全てのコーヒー豆が同じように育てられるわけではありません。だからこそ今日においては異なる種類の様々な等級のコーヒーが楽しめます。豆が緑色の時期は病気に感染しやすく、熱に敏感なことからローストの過程でその特徴やフレーバーが簡単に失われてしまうのだとか。

コーヒーの樹木が並ぶ畑を散策した後は、ティムとキムが新鮮なコーヒー豆をミディアムからダーク、人気の高いブッシュベルドローストへローストする様子を見学し、コーヒーテイスティングでローストによる味の違いを体験します。

そしてツアーのクライマックスにはスペシャルコーヒーとともに、絶品のキッシュやバーガー、サラダ、サンドイッチ、チーズケーキにミルクタルト、名物のキムの手作りチョコレートケーキをいただき、極上の午後のひとときを締めくくります。ムプマランガへお越しの際にはぜひともお立ち寄りください。

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★ご存知ですか?

サビーの白いコーヒーの花は9〜10月に見頃を迎えます。