

豊かな文化と歴史、多種多様な野生生物に恵まれたローヴェルド・レゴゴテ
ムプマランガ州のローヴェルド・レゴゴテ(Lowveld Legogote)には古代からの洞穴が残されており、恐竜や原始人の神秘を目の当たりにすることができます。ここには南アフリカ最大規模の谷があり、野生の馬が自由に駆け回り、周辺には世界最大の人工林が広がっています。
野生の馬や歴史、文化、野生動物、アドベンチャーはもちろんのこと、ムプマランガ州のローヴェルド・レゴゴテでは様々な魅力に触れることができます。
緑におおわれた丘や渓谷に隣接する活気に満ちた農業の街、ムボンベラ(ネルスプロイト)を経由してレゴゴテへ向かってみましょう。クロコダイル川とネルス川に股がる183万平方メートルもの敷地を誇るローヴェルド国立植物園では多様な植物を目にすることができます。世界最大の人工林であるアフリカ熱帯雨林を通り、南アフリカの森林や乾燥した低木地帯へ抜けるとバオバブ、コルクガシ、ソテツ、ブッシュウィローといった荘厳な樹木の姿に出会えます。この植物園は人類初期まで遡る遺跡の発掘現場でもあります。
ムボンベラ(ネルスプロイト)から30kmの地点には、世界最古のドロマイト洞穴とされるスドワラ洞穴があります。この神秘的な場所では数百万年前に存在した内海の水中で暮らしていた生物の化石が発見されています。そしてスドワラ洞穴の恐竜パークでは有史以前のアフリカの様子も垣間見ることができます。クロコダイル川沿いにあるネルスプロイト爬虫パークでは、恐竜と現代のいとこに当たる爬虫類をぜひ比ベてみてください。
南アフリカ最大の谷であるバーバートン・クレーターの端に位置するネルスプロイトから約25km離れた地点にはカープスフープ(Kaapsehoop)があります。かつては金鉱で栄えた街でしたが、今では南アフリカ固有の野生馬の群れのほか、美術品や工芸品、歴史村などで知られる静かな場所になっています。またスクマンズクルーフの谷(Schoemanskloof Valley)は体力を問わず、どんな人でも楽しめるハイキングコースが整備されています。
様々なウォータースポーツが体験できるホワイトリバーに近いダガマ・ダム(Da Gama Dam)では、イジャブラ・ボマ(Ijabula Boma)でのユニークな食事体験やレゴゴテ名物の「The rock that leans(寄りかかった岩)」の見学なども楽しめます。
そして締めくくりにはカニャマザネ(Kanayamazane)へのタウンシップ(旧黒人居住区)ツアーを体験してみましょう。
旅の計画に役立つヒントと情報
◆問い合わせ先
ムプマランガ州観光公園局(Mpumalanga Tourism and Parks Agency)
電話:+27 13 759 5300
Eメール:info@mtpa.co.za
◆アクセス
ムプマランガ州のローヴェルド・レゴゴテへはヨハネスブルグから車で約3時間。クルーガー国立公園へ向かう途中にあります。
◆ベストシーズン
野生動物の観察は5〜8月がベスト。背の高い草木がさほど生い茂っていないため、比較的多くの動物を目撃することができます。
◆周辺のおすすめ
ローヴェルド・レゴゴテ周辺にはクルーガー国立公園をはじめローヴェルド国立植物園、ネルスプロイト・ゴルフコース、ペリーズ・ブリッジ爬虫類パーク、ホワイトリバー・ゴルフコース、カスターブリッジ・ライフスタイル・ショッピングセンターなどがあります。
◆周辺の交通機関
ローヴェルド・レゴゴテへは車の利用がおすすめです。
◆滞在期間
少なくとも2日間は必要ですが、この地域の魅力を存分に楽しみたい場合にはより長い期間の滞在をおすすめします。
◆宿泊施設
宿泊についてはローヴェルド・レゴゴテの観光案内所にお尋ねください。バックパッカー向けのキャンプ場からトレーラーハウス用の駐車場、自炊可能な宿泊施設、B&B、ゲストハウス、ロッジ、ホテルなどが揃っています。
★ご存知ですか?
伝説の埋蔵金「クルーガー・ミリオンズ」が隠されている場所は、スドワラ洞窟と考えられています。