Spot 南アフリカ観光スポット

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南アフリカのトレイル・アドベンチャー

近年、南アフリカのトレイルランやマウンテンバイクが注目を集めており、南アフリカ国内はもちろん、世界各国の旅行者の間で人気が高まっています。自然が奏でるアフリカの大地を踏破してみたいなら、南アフリカは格好の目的地。競技に参加する上級者から趣味で走る一般の人まで、南アフリカを訪ねれば、これが誇大広告ではないことを理解してもらえるに違いありません。

トレイル・アドベンチャーのメッカと言えば西ケープ州で、国際的な大規模大会から気軽に参加できるものまで、様々なイベントが毎週のように開催されています。世界の新自然七不思議のひとつに数えられるテーブルマウンテンには、数百本ものトレイルルートがあり、これらのルートのスタート地点はケープタウンの中心部からほんの数キロしか離れていない便利な地点に設けられています。ケープタウン周辺を訪問の際には、ためらうことなくテーブルマウンテンのトレイルルートを体験してみてください。

ヨハネスブルグ訪問の際には、街を飛び出してマハリスバーグへと車を走らせば、ヴァン・ガーレン・チーズ農場(Van Gaalen Cheese Farm)の周辺に設けられたトレイルコースが楽しめます。

またクワズールー・ナタール州ミッドランド地方のカークルーフ(Karkloof)などでは、緑が生い茂る美しい森林の自然景観の中でのんびりとトレイル体験ができます。もっと肉体的にハードなものに挑戦したいならアンダーバーク(Underberg)へ足を伸ばして、サニ・パス(Sani Pass)での情け容赦ないコースにチャレンジしてみてください。頂上に辿り着いたら、アフリカで最も高い地点に設けられたパブで味わうビールで祝杯をあげてください!

南アフリカでは毎年、国内各地で大規模な大会が開催されていますので、旅行を兼ねて参加をしてみてはいかがでしょう。

◆西ケープ州のテーブルマウンテン・チャレンジ
9月に開催されるテーブルマウンテン・チャレンジは全長約37kmの非常にタフなコースが設定されていますが、苦労のかいある絶景を眺めることができます。

◆ワイルドコースト・ラン
グレート・ケイ川(Great Kei River)から東ケープ州を象徴するホール・イン・ザ・ウォール(Hole in the Wall)まで全長112kmのコースを走ります。素朴な農村の雰囲気に触れてみたいという人にはうってつけのイベント。ワイルドコーストでは牛やヤギがビーチでのんびり過ごすのどかな風景が楽しめます。沿道からの地元の人たちの声援が後押ししてくれるこのレースは毎年9月に開催されています。

◆カラハリ・オーグラビーズ・エクストリーム・マラソン
北ケープ州のうだるような暑さの中、9日間で250kmを走破するレース。体力の限界に挑む覚悟があるなら、至極の達成感を体験できるイベントとしてチェックしておきましょう。このイベントは前述の2つのレース後の10月に開催されます。

南アフリカには数多くの素晴らしいトレイルルートが点在していますが、美しい自然に囲まれたコースを走破した時の達成感は何ものにも代え難い体験。9つのいずれの州でも自然との触れ合いを楽しみながら、自らの限界に挑戦するという魅力にとり憑かれたランナーたちの仲間入りを果たしてみませんか?

美しい風景とともに楽しめる南アフリカのトレイルコースを走れば、ほとんど人が訪れることのないような場所に出会えます。体力の限界に挑戦しながら自然の美しさや冒険との出会いに想像を膨らませると、思ってもいなかった力が湧き出てきます。そしてコースを走り終えた時には喜びと誇らしさで満たされるに違いありません。

旅の計画に役立つヒントと情報

◆ベストシーズン
暑い季節に走るのは苦手なら12〜3月の夏の期間は避けるのが無難。

◆料金
南アフリカのトレイルコースはほとんど無料で走れますが、国立公園や州立公園内に設けられたコースの場合は入園料が必要となります。

◆持ち物
南アフリカでトレイルランを体験する際には、必要となる飲料水の量を事前に確認するのが重要となります。キャメルパックを持参するなどして必要な水を現地で調達しましょう。

◆食事
南アフリカのあちこちにはイタリア料理レストランがあると聞いたら、トレイルランナーたちは大喜びするに違いありません。どこへ行ってもたっぷりと炭水化物を摂取できるわけですから!

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★ご存知ですか?

南アフリカ出身のライアン・サンデスはチリのアタカマ砂漠、中国のゴビ砂漠、エジプトのサハラ砂漠、南極の各地において全長250kmのコースを6〜7日をかけて争う4大会をすべて完走した世界初のトレイルランナーです。