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NEWS一覧2018年5月16日Africa’s Travel Indaba 2018が成功裏に閉幕

Africa’s Travel Indaba 2018が成功裏に閉幕

Africa's Travel INDABAアフリカとその経済に多大な影響をおよぼす観光産業は、世界80カ国からの参加者が訪れた今年のAfrica’s Travel Indabaにおいて、再びその存在を誇示した。5月8日〜10日の3日間にわたり開催されたAfrica’s Travel Indaba 2018は成功裏に閉幕し、前年を4%上回る7,000人以上もの登録参加者が記録された。

南アフリカ観光局のシサ・ンツォーナ最高経営責任者(CEO)は、「Africa’s Travel Indabaの目標は、アフリカとのビジネスの機会を世界に提供するプラットフォームの創造にあり、多くのビジネスが実際に創出されている。今年も世界各地から大勢のバイヤーと出展者が参加してくれたことは、我々にとって大きな励みとなっている。アフリカへのパッケージ造成と販売を手がけるこれらの参加者は、我々にとっての大切なパートナーに他ならない」と述べている。

今年のAfrica’s Travel Indabaにおける登録バイヤーは前年比14%増の計1,747件を記録するとともに、登録出展社数は前年比5.7%増の1,100社以上にのぼった。今年は出展社のうち200社が初出展を果たし、アフリカ23カ国からの出展があった。

「Africa’s Travel Indabaを南アフリカに限らずアフリカ大陸全体を巻き込むイベントへと進化させた決断は、アフリカの経済成長への貢献を使命とする我々にとって、熟考を重ねたうえでの戦略だった。アフリカ諸国からの出展社数の増加は、Africa’s Travel Indabaへの参加意欲の高まりを示すものであり、出展各社はアフリカにスポットライトを当てたこのトレードショーに大きな意義を見出している。Africa’s Travel Indabaは、アフリカのためのトラベル・トレードショーであり、訪れたメディアはアフリカ大陸が放つ多彩な魅力を世界各国で伝えてくれている」とンツォーナCEOは述べている。

また、開催都市であるダーバンとクワズールー・ナタール州の経済に持続的遺産を残すこともAfrica’s Travel Indabaの重要な側面であり、南アフリカ観光局では地元からの資材や労働力の調達に積極的に推進している。なお、Africa’s Travel Indabaは、向こう5年にわたってダーバンのインコシ・アルバート・ルツーリ・コンベンションセンター(ダーバン国際コンベンションセンター)で開催されることが昨年決定している。

3日間にわたって開催されたAfrica’s Travel Indaba 2018は、クワズールー・ナタール州のGDPに8,900万ランド(約79億円)に相当する経済効果をもたらすと見込まれている。ンツォーナCEOは、「設立21周年を迎えたダーバン国際コンベンションセンターは数多くの栄えある賞に輝いており、向こう5年間のAfrica’s Travel Indabaを開催するに相応しい場所である」と言及している。

エテクウィニ市経済発展局のフィリップ・シソール市政担当次官は、「観光は、経済の発展に大きく貢献すると同時に、雇用機会の創出においても重要な役割を果たしている産業であることから、ダーバンはAfrica’s Travel Indabaの開催に期待を寄せている。アフリカを代表するトレードショーの開催都市を務めることは、我々にとって栄誉なことであるとともに、市が重要政策に掲げる街の景観美化を目的としたインフラ整備計画の推進に繋がる観光・投資の拡大を後押ししている」と述べている。

Africa’s Travel Indaba開催中には、ロンドンのヒースロー空港とダーバンのキングシャカ国際空港をノンストップで結ぶ新たな航空路線の開設も発表され、シソール市政担当次官は「英国および欧州とダーバンを結ぶ新路線は、投資と観光客の増加をもたらすきっかけとなる。新たに就航するフライトの成功を確実なものとするため、我々はパートナーであるクワズールー・ナタール州観光局や南アフリカ観光局と協力し、すでに様々な取り組みに着手している」と述べている。

これに加えて、クワズールー・ナタール州のフィンディレ・マクワクワ州知事代理は、「成功裏に閉幕した今年のAfrica’s Travel Indabaは、ブリティッシュ・エアウェイズによるロンドン/ダーバン線の就航という嬉しい知らせとともに開幕した。新路線開設に向けたダーバンとの協力態勢の確立に、英国市場が意欲的であるのは喜ばしい限り」と述べている。また、「Africa’s Travel Indaba開催中に、クワズールー・ナタール州観光局は様々な観光ルートに関連するマーケティング活動を展開する一方で、我々は中小企業や小規模事業主向けの支援や大企業との橋渡し役を務めるなどの取り組みにも重点を置いた」と加えた。

南アフリカ観光局による中小企業および小規模事業主の振興に向けた取り組みとしては、「隠れた小さな宝石(Hidden Gems)」と題したテーマのもと、南アフリカ各地より135社の中小企業および小規模事業者が出店した展示パビリオンが設けられた。

Africa’s Travel Indaba 2018におけるもう一つのハイライトは、ネルソン・マンデラ生誕100周年を記念して、3日間の開催期間を通じて繰り広げられた様々な催しにおけるネルソン・マンデラ財団とのパートナーシップだ。ネットワーキングを目的とした開幕式では、世界的英雄の功績を讃え、南アフリカ出身の著名演出家が手がけた地元出演者らによるパフォーマンスを披露。ンツォーナCEOは、「マディバ(マンデラの愛称)にまつわる南アフリカ国内100カ所への訪問と、そこでの体験を世界各国の人々と共有するよう呼びかけており、マンデラの足跡を辿ることで、自らの心に宿る豊かな人間性を発見してもらいたいと願っている」と述べている。

2017年、アフリカには前年を8%上回る6,200万もの人々が訪れている。また南アフリカでは、Africa’s Travel Indabaが開催される5月をアフリカ月間と定めている。

本件に関する問い合わせは:
『南アフリカ観光局』広報 株式会社ホワイトナイト
担当:淺川正江(m.asakawa@whiteknight-jp.com) /樫村陽子(kashimura@whiteknight-jp.com)
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南アフリカ観光局ウェブサイト:www.south-africa.jp