2016年5月上旬にダーバンで開催された、アフリカ最大の観光産業の祭典「インダバ2016」にてセ イシェルと南アフリカの両国は、観光分野においてより良い協力と交流を約束する覚書を交 わし、セイシェルの観光・文化大臣アラン・セントアンジュ氏および南アフリカ観光局のス テンビソ・ドラミニ最高経営責任者代理により署名された。

双方の観光局の面々のもと、覚書に署名し祝杯を交わしたセントアンジュ氏およびドラミニ 氏は、二国間がさらなる強い絆で結ばれ連携が強化されることを期待すると述べた。今回の 合意においてセイシェルならびに南アフリカを旅行先の選択肢としての価値を高めるため、 両国の観光産業における販売の促進と協力の内容が以下のとおり推進される。

・マーケティング活動および観光キャンペーンでのコラボレーション

・両国の市場シェア増加を目的とした、旅行業界におけるプロモーションでの協力

・両国のマーケティング知識を提供しあい、マーケティング活動の効率の向上

・グローバル市場における両国の露出を高め、より緊密な協力体制を育むため両国間のコミ ュニケーション強化

今回の合意を推進してきたセイシェルの観光・文化大臣セントアンジュ氏は、「アフリカ大 陸が前に進み国際的な観光市場においてより魅力的な選択肢となるためには、アフリカ諸国 同士が協力するべきである」と繰り替えし述べると共に「我々は南アフリカと素晴らしい関 係を保っており、南アフリカはセイシェルにとって強力な市場であり今後もそう有り続ける だろう。お互いのために出来る事は多く、今回の覚書は両国の国際観光市場における位置を 高めるのに役立つことだろう」と述べている。

南アフリカ観光局のドラミニ最高経営責任者代理は、「他国とのコラボレーションは、我々南アフリカ観光局が我が国ならびにアフリカ大陸全体の観光業を育てていくための努力の核となる。今回覚書という形でその努力が実を結んだことをとても嬉しく思う。我々が共有するさらなる成功を実現するため、今後益々の結びつきを期待している」と、観光業における戦略を発展させるため、協力の必要性を述べている。