西ケープ州は医学界の会議としては世界最大規模を誇る世界眼科学会議の誘致に成功した。2020年にケープタウン国際コンベンションセンターで開催される世界眼科学会議には、世界各国から約15,000人が訪れることが見込まれている。2014年に東京で催された世界眼科学会議のアフリカ大陸での開催はこれが初めてとなる。

参加者は5日間にわたる開催期間に一人あたり1日平均2,800ランド(約24,700円)をケープタウンの市内および近郊にて消費することが予想されており、西ケープ州には総額2億1,000万ランド(約18億5,000万円)におよぶ経済効果がもたらされると期待されている。

ケープタウンは南部アフリカ有数の国際会議開催都市としての地位を高めており、今回の誘致成功はケープタウン国際コンベンションセンターや南アフリカ眼科学会をはじめとした関係者による密接な連携によって実現された。

ケープタウン&西ケープ州コンベンションビューローのコルネ・コッホ代表は「誘致に際しては大陸一丸となって活動に取り組んだ。2020年の会議開催を通じて、アフリカ大陸の眼科学会が有する優れた専門技術と高い潜在成長力に触れてもらうことを期待している」と述べている。

現在進められている拡張工事が2017年に完了するケープタウン国際コンベンションセンターのジュリー・メイ・エリンソン最高経営責任者は「今回の拡張に伴い、需要増加への柔軟な対応と開催件数の拡大が可能になり、規模の異なる複数の会議や展示会、各種イベントの同時開催にも対応できる能力が備わる」と述べている。

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