南アフリカ観光局は、ネルソン・マンデラ元大統領が解放されてから今年で25周年を迎えるのを記念して、マディバ(マンデラ元大統領の愛称)の人生にまつわる南アフリカ国内のゆかりの地を案内する携帯情報端末用アプリを制作した。ネルソン・マンデラ基金の協力により完成したアプリ(英語版)は、4月1日よりGoogle PlayストアおよびAppストアで無料ダウンロードが可能となっている。

南アフリカ観光局では昨年、マンデラ元大統領が紡いだ物語の一端を多くの旅行者に触れてもらえるよう、彼の足跡をたどるうえで重要な意味を持つ場所をまとめた観光ガイドマップを制作しており、新たなアプリはこの「Madiba Inspired Tourist Attractions Map」の情報を基に作成されている。このアプリではマンデラ氏の人生に深く関わる4つの州に点在するゆかりの地を網羅。長年にわたって投獄されていたケープタウン沖のロベン島(ユネスコの世界遺産)や亡骸が埋葬されている東ケープ州のクヌなど計27カ所の場所、ストリートビュー、フォトギャラリー、連絡先、音声といった各種情報がGPS機能を利用してリアルタイムで提供される。

またアプリには現在地からほど近いマンデラ氏ゆかりの地を効率よく巡るコースを指南する旅程策定機能が搭載されているとともに、ソーシャルメディアを介して旅行の体験を簡単にシェアできるよう配慮が施されている。さらにソーシャルメディアでの口コミ活動を喚起するための特典システムを備え、利用者に数多くの地点を訪問してもらえるよう後押ししている。

「新しいアプリは南アフリカの真のアイコンであるマディバが与えてくれたインスピレーションによって完成された。ユーザーはこのアプリを利用しながらマンデラ氏ゆかりの地に関するユニークなコンテンツの閲覧およびシェアが可能となる。マンデラ氏の歴史的解放から25周年を迎えた今年、このアプリを活用しながら伝説のヒーローが残した足跡に触れてもらうことを願っている。南アフリカ国内外の旅行業界関係者の間で好評を博した昨年の観光ガイドマップに加わる今回のアプリは、誰でも簡単に利用できるもので偉大なる人物の足跡をたどる際に役立つツールとなる」とデレク・ハネコム観光大臣は述べている。

ハネコム観光大臣は今回のアプリの発表をヨハネスブルグ郊外のリリーズファームで開催。マンデラ氏ゆかりの地としてアプリでも紹介されているリリーズファームは、かつてマンデラ元大統領をはじめとした自由への闘争の旗手たちが司令部として利用した場所として知られている。

本件に関する問い合わせは:『南アフリカ観光局』広報 エンゴー株式会社
担当:加藤有喜 (kato@en-go.jp)、坂本徳土 (sakamoto@en-go.jp)
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