5月10日からダーバンのプリンス・アルバート・ルツーリ国際会議センターで催されたインダバ2014は、3日間に短縮された会期を経て成功裡にその幕を閉じた。

閉幕を迎えた5月12日時点でインダバ2014への参加者は8,706人となり、このうち招待バイヤーは前年比35.7%増の281人にのぼった。南アフリカの国内バイヤーは788人、招待枠外の海外バイヤーは1,069人を数えた。インダバ2014の会場にて展示された旅行関連プロダクトや体験、サービスは合計1,198件にのぼり、南アフリカ以外のアフリカ各国により展示された旅行関連プロダクトの数は前年比15.5%を記録した。

アフリカ大陸全土にビジネスをもたらすイベント・プラットフォームへと進化を遂げた「新生インダバ」では、デジタル技術を駆使した「インダバ・コネクト」と称する小型ネットワーク装置を昨年に続けて採用。参加者は「インダバ・コネクト」の接触部を重ね合わせるだけで、オンライン上で登録したプロフィールを容易に交換できるため名刺を取り出す手間などが省ける。出展者が用意した各種資料についても「インダバ・コネクト」を介して電子書類としてデータ保存が可能なことから、重たい資料を持ち歩く煩わしさも解消されるとともに、紙の消費量を大幅に低減することで環境保護に繋げている。計8,305個が配布された「インダバ・コネクト」によるプロフィールの交換回数は3日間で合計229,191回にのぼり、電子書類の記録件数は前年比150%増の35,019件を数えた。

また、マッチメーキング・システムを備えた電子ダイアリーを利用した出展者とバイヤー間の商談/打ち合わせの数は19,399件にのぼった。このシステムを利用したインダバ参加者は3日間で4,316人を数え、累計ログイン数は18,044回となった。インダバ2014には数多くのメディアからも関心が寄せられ、会場を訪れた報道関係者の数は計653人を数えた。

南アフリカ観光局のチュラニ・ンジマ最高責任者は「選考基準の厳格化によりバイヤーの参加人数は微減となったものの、質を高めながら中身の濃いビジネス・プラットフォームを出展者に提供できたと確信している。長年にわたりインダバの優先課題は質の高いバイヤーの誘致であり、出展者とバイヤーの意義深い出会いの場を創出することに対する今回の我々の取り組みは一定の効果をあげた。これは観光収入と旅行者の増加、そしてアフリカ大陸における観光産業全体の長期的発展に繋がっていくに違いない。今後も観光業界と連携を図りながら改善点を見いだし、出展者とバイヤーの双方にとってより実りのあるインダバの提供に努めていく所存だ」と述べている。

本件に関する問い合わせは:『南アフリカ観光局』広報　エンゴー
担当:中嶋しほ(nakajima@en-go.jp)、坂本徳土 (sakamoto@en-go.jp)、
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