南アフリカ観光局は、シリル・ラマポーザ大統領が先頃の施政方針演説の中で今年の南アフリカ総選挙の投票日を5月8日にすると発表したことを受け、 ダーバンのインコシ・アルバート・ルツーリ・コンベンションセンター（ダーバンICC）で、5月6〜8日に予定していたAfrica’s Travel Indaba 2019（インダバ）の開催日程を4日前倒しの5月2〜4日へ変更すると発表した。会場に変更はない。

総選挙に際しては、ダーバン ICCにクワズールー・ナタール州の選挙管理センターを設けることが、他のいかなるイベントの開催よりも優先されることから、インダバには開催日程の再調 整が必要となり、南アフリカ観光局のシサ・ンツォーナCEOは、観光省、ダーバンICC、クワズールー・ナタール州観光局、南アフリカ観光ビジネス会議 （TBCSA=Tourism Business Council of South Africa）、ダーバン観光局とのタスクチームを編成し、実行可能なあらゆる代替案を検討していた。タスクチームは様々な要因を考慮に入れながら検討を 重ねた末、新たなインダバの開催日程を当初から4日前倒しの5月2〜4日とする結論に至った。

南アフリカ観光局のシサ・ンツォーナCEOは「選挙は民主主義の根幹を成すものであり、南アフリカにとっては大切な自由の祭典でもある。全ての南ア フリカ国民にとって投票日は特別な意味を持つことを我々は尊重せねばならない」と言及。また、「同時に、この度の状況に際して理解を示すとともに電話や メール、メッセージなどで数多くの助言や支援を寄せてくれた旅行業界関係者全員には心から感謝の意を表したい。業界全体で示してくれた連帯感には感銘を受 けた。そして今回の日程変更に適応してくれたインダバ組織委員会を構成するクワズールー・ナタール州観光局、ダーバンICC、ダーバン観光局に対しても感 謝している」と述べている。

新たな開催日程を一刻も早く決定することが重要であるとしていた南アフリカ観光ビジネス会議（TBCSA=Tourism Business Council of South Africa）のツィフィワ・ツィヴェングワCEOは、「当初の日程に基づいて計画や手配を進めていた人も多くいるであろうことから、今後は旅行業界の パートナーと連携し、日程変更の周知徹底を図るとともに、南アフリカをはじめとしたアフリカ諸国を世界へ売り込むという最も重要なインダバの目標の達成に 向け、尽力せねばならない」と述べている。

アフリカ最大のトラベルトレードショーであるインダバには昨年、世界80カ国から延べ7,000人以上もの参加者が訪れている。インダバに関する詳細はwww.indaba-southafrica.zo.za（英語）で案内されている。

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