国際会議協会(ICCA: International Congress and Convention Association)は11月2日、トルコのアンタルヤで催された年次総会において、南アフリカ出身のニーナ・フレイセン・プレトリウスを同協会の会長に選出した。

ダーバン、ケープタウン、ヨハネスブルグに拠点を置くザ・カンファレンス・カンパニーのオーナーであるフレイセン・プレトリウスは、2010年10月からICCAで第二副会長を務めるとともに、南部アフリカ・カンファレンス・インダストリー協会の前会長としても活躍した。

栄誉あるICCA会長に選出されたことについて、フレイセン・プレトリウスは「多くの経験を通じてICCAが果たすべき役割を熟知していると自負しており、確固たる決意とともに会長職をまっとうしていく所存だ。南アフリカ・コンベンション・ビューローによる事務局への支援をはじめ、出身国である南アフリカが国を挙げてサポートしてくれることを非常に心強く思う」と述べている。

「これまで世界各国の多くのICCAメンバーと仕事に取り組んできた経験から、国際会議産業を取り巻く課題についての見識を深めてきた。ICCAおよび国際会議ビジネスは新たな革新と成長へと向かう過程にあり、組織としてこれまでのリーダー達が積み重ねてきた成功を活かしながら、戦略的思考に基づきメンバーらに自信を持たせながら、ともに課題を乗り越えていくリーダーシップが求められている」

「私の当面の課題は、ICCAが果たすべき役割を継続しながら世界の各地域・地区レベルでくまなく利益をもたらしていくこと。何が利益なのかは各地域・地区によって異なることもあるが、我々は適切に対応していかねばならない。ICCAオフィスの増加に伴い、これまで以上にメンバーシップを着実に増やしていくことも求められている」

ICCAは国際会議やイベント開催に際しての運営、交通機関、宿泊などを統括する主要なスペシャリストで構成されており、メンバーは世界90カ国以上の企業・団体など約1,000社に上っている。ICCAは国際組織・団体による会議に特化し、他に類のないデータ、コミュニケーションチャンネル、ビジネスチャンスを提供している。

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