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NEWS一覧2015年1月23日好評を博するケープタウン国際空港の「フライブラリー」

好評を博するケープタウン国際空港の「フライブラリー」

ケープタウン国際空港に開設された「Flybrary=フライブラリー」と称する図書館員不在の斬新なライブラリーが旅行者の間で好評を博している。

到着ロビーの一角に設けられた「フライブラリー」では、不要な荷物にもなり得る読み終えた本を旅行中に持ち歩く煩わしさを考慮して、利用者にフライト中などに読み終えた書籍を本棚に置いていくこと、そして気に入った書籍があれば自由に持ち出すことを奨励している。

フィクション小説から技術専門書までの幅広いジャンルの書籍が並ぶ「フライブラリー」ではインテリアにも工夫を凝らしたデザインが施されている。アンティーク調の暖炉を設けた一角には濃い色の木材を採用することで懐かしい古き良き時代の雰囲気を演出する一方、別の一角では新しもの好きの利用者を意識して未来を先取りしたようなデザインの本棚を配置している。

「フライブラリー」を開設した南アフリカ空港会社(ACSA=Airport Company South Africa)のコミュニケーションマネージャーであるディードレ・デービッドは「フライブラリーは期待以上の人気を集める大ヒットとなった。制限区域内ではなく到着ロビーの誰もが自由に出入りできる場所に併設したことから、国際便の旅客に限らず大勢の人々に利用されており、本棚に並ぶ書籍も常に入れ替わり続けている」と述べている。

ケープタウン国際空港では旅のムードの演出を目的とし“アンビエンス・ジャーニー”と題したプロジェクトに約400万ランド(約4,000万円)を投じて到着ロビーエリアの改修を実施。「フライブラリー」の他、ネルソン・マンデラの生涯をイメージした壁画や18年間にわたって投獄されていたロベン島刑務所の独房を再現した展示コーナーなどを設けている。

本件に関する問い合わせは:『南アフリカ観光局』広報 エンゴー株式会社
担当:坂本徳土 (sakamoto@en-go.jp)
TEL: (03) 6277-8118/ FAX: (03) 6277-8119