南アフリカは、2016年1月から6月における全世界から同国への旅行者数が前年同期比15.4%増の490万人を超え、好調な成長を続けている。この期間、アジアからの旅行者数はおよそ162,000人と前年同期比40%を上回ったほか、南アフリカにとって引き続き重要なマーケットであるヨーロッパからの旅行者数は、前年同月比14.7%増の697,373人となった。北米からの旅行者数は前年同期比でおよそ18%増加、中南米は17%増、ニュージーランドやオーストラリアを含むオーストラレーシアは10.8%増を記録。またアフリカ大陸の他の国々からの旅行者数は、不調だった2015年からの回復を意味する14.4%増という目覚ましい成長を遂げている。

南アフリカ観光局最高執行責任者ステンビソ・ドラミニ氏はこれらの結果を喜ぶとともに「南アフリカの観光業は成長し続けている。我々は、アジアに見られる著しい成長に心を躍らせている。またアフリカの他の国々からの旅行者数の増加も大変嬉しく思う。2015年は厳しい一年だったが、南アフリカというブランドの確立に注力し続けてきたことが功を奏している。この全体的な旅行者数の増加は、南アフリカへの旅行機会を更に増進させようと取り組んだ官民事業関係者による努力の賜物である」と言及し、「この確かな成長が、雇用機会の創出と、観光産業がGDPに貢献し続けながらより多くの旅行者を受け入れられる持続可能な産業になるという、国として達成を熱望している事柄の要となっている」とドラミニ氏は締めくくった。

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