NEWS & TOPICS南アフリカ観光局からのお知らせ

NEWS一覧2017年5月23日「Africa’s Travel INDABA 2017」成功裏に閉幕

「Africa’s Travel INDABA 2017」成功裏に閉幕

ダーバンの「インコシ・アルバート・ルツーリ インターナショナル コンベンションセンター(ダーバンICC)」で5月16日から3日間にわたって開催された「Africa’s Travel INDABA 2017」では、世界中から訪れた有力バイヤーたちが、多彩な観光素材とサービスを提供するアフリカ諸国の出展者らと意欲的に商談を繰り広げる中、大盛況のうちに開幕した。3日間の開期中に執り行われた商談の件数は前年比20%以上の増加となる延べ2万件以上を記録した。

今回のインダバでは様々な進展が見られたが、そのうちのひとつがイベント名称の変更。インダバは「Africa’s premier travel trade show」から、新たに「Africa’s Travel INDABA」と商標変更し、アフリカの観光産業が一丸となって催すトレードショーであることをより明確に示すとともに、アフリカ大陸の観光と経済の発展に向けた南アフリカの確固たる決意を強調するものと位置づけられた。

今年のインダバには南アフリカ国内外からのバイヤー1,449人と、1,000件以上にもおよぶ多種多様な観光素材を披露したアフリカ18カ国から の出展者などを含め、合計7,000人もの来場者を記録。また開期中に訪れた報道関係者は2016年の8%増となる692人に上った。

5月16日に催された今年のインダバの開幕式には南アフリカ共和国のジェイコブ・ズマ大統領が出席し、「インダバはアフリカ月間を祝い、アフリカ大 陸の各国が誇る美しさが一堂に会するのにふさわしいイベント・プラットフォーム。今週は全員で力を合わせ、地元で着実に発展を遂げてきたトレードショーを 通じて、アフリカの多彩な魅力を世界各国のマーケットに向けて発信していこう」と述べ、アフリカ大陸全体にスポットライトを当てる趣旨を強調した。また、 ズマ大統領は今回のインダバ開幕に際して、来年以降のインダバ開催候補地に関する入札と包括的な選考過程を説明した上で、向こう5年間の 「Africa’s Travel INDABA」の開催権がクワズールー・ナタール州およびダーバンの観光当局が与えられたことを発表した。

今年の「Africa’s Travel INDABA」では「I Do Tourism」と題された新たなマーケティングキャンペーンも発表され、急成長を遂げる観光セクターは直接的かつ着実に南アフリカの経済成長に貢献し、 国民の生活レベルを向上させる潜在力を備えていることを訴求していくことが明らかとなった。南アフリカのトコジレ・カーサ観光大臣は南アフリカ全国民に対 して、祖国のために率先して観光親善大使としての役割を果たすよう呼びかけると同時に、今回のキャンペーンを通じて、毎日の生活にプラスの影響をおよぼす 観光の社会的および経済的価値を訴えた。さらに、カーサ観光大臣は、観光関連企業・団体の上級管理職や役員といった要職に占める女性の割合を向こう5年以 内に30%まで押し上げることを目的とする観光省の新たな取り組みを発表。この「ウーマン・イン・ツーリズム30 in 5」と称されたキャンペーンは、南アフリカの大手旅行グループ企業ツアーヴェスト(Tourvest)のジュディ・ンウォケディ最高執行責任者が民間セク ターと連携しながら主導していく。

南アフリカ観光局のシサ・ンツォーナ最高経営責任者(CEO)は、今年の「Africa’s Travel INDABA」での成功について、「今回のインダバでは出展者とパートナー各社からのフィードバックに基づいて、より効果的なマッチメーキングおよびミー ティングの機会を創出するためのダイヤリー・システムのアップデートを行い、さらにニュースやミーティング、イベントに関する主要な情報源である INDABAアプリの刷新など、いくつかの抜本的変更によって最適化を図った」と述べている。

展示会場内には、5ツ星クラスの観光関連プロダクトを集めた『ラグジュアリー・パビリオン』や観光分野で活躍する中小企業にスポットライトを当てた 『ヒドゥン・ジェムズ・パビリオン』などがリニューアルされて設置された。特に、官民の連携によって実現された画期的な『ヒドゥン・ジェムズ・パビリオ ン』は、観光産業であまねく広がる成長を加速させるための試みで、国内全9州から将来性のある中小企業90社を厳選し、インダバでの出展を全面的に支援し た。他の出展者やバイヤーとのネットワークの構築を支援すると同時に、自社サービスに関する貴重な露出が図れる格好の機会を提供することができた。

最後に、ンツォーナCEOは「一新したパビリオンの併設や知られざる優良中小企業の紹介、対話や情報共有を図るための効果的プラットフォームの提供 といった一つひとつの試みが『Africa’s Travel INDABA』の成功を導いたと言える。しかしこれで我々の取り組みが終わったわけではなく、すでに来年に向けてのさらなる改善策やイベント名称の変更に 伴う新たなブランディング施策が計画されている。出展者をはじめバイヤーや報道関係者など全ての参加者にとって有意義なイベントとなるよう引き続き尽力し ていく所存である」と締めくくった。

本件に関する問い合わせは:
『南アフリカ観光局』広報 株式会社ホワイトナイト
担当:淺川正江(m.asakawa@whiteknight-jp.com) /樫村陽子(kashimura@whiteknight-jp.com)
TEL: (03) 6804-5628/ FAX: (03) 6804-5638

南アフリカ観光局ウェブサイト:www.south-africa.jp