南アフリカ観光局のシサ・ンツォーナ最高経営責任者（CEO）は、10月1日付けでバシュニ・ムタヤ氏を同局の最高戦略責任者（CSO: Chief Strategy Officer）に任命した。

ンツォーナCEOは、「洞察とリサーチを重視する南アフリカ観光局にとって、最高戦略責任者のポストの創設は戦略的目標を着実に達成するうえで極めて大きな前進となる。この重要ポストにムタヤ氏が就任することに歓迎の意を示したい。観光は南アフリカの経済成長に大きく貢献するとともに、雇用創出の面でも重要な役割を果たしている。我々は向こう5年以内に外国人観光客をさらに400万人、国内旅行者数を100万人増やすことを戦略的目標に掲げており、統計分析や市場調査、戦略的思考などの分野で豊富な経験を有するムタヤ氏は、この『5 in 5 観光成長戦略』を推進するうえで大きな力を発揮してくれると確信している」と述べている。

ムタヤCSOは、南アフリカ観光局内での組織設計プロセスを経たうえで、執行委員会（EXCO）のメンバーにも加わる。新たに設けられた最高戦略責任者としての任務には、南アフリカの国家観光戦略に則った南アフリカ観光局の成長投資戦略の構築や実行された戦略の効果測定などが含まれており、広範な分野にわたるビジネス戦略策定において、ムタヤ氏は中心的役割を担うこととなる。またムタヤ氏は、南アフリカ観光局の情報データベースの管理や執行委員会の戦略アドバイザーとしての役割も果たしていく。

バシュニ・ムタヤ氏は、14年以上にわたって南アフリカ観光局の戦略調査部門の責任者を務めるとともに、主力マーケットであるヨーロッパのリージョナル・ディレクターなどの重職を歴任。2016年には南ヨーロッパ地域の拠点を設けるためにフランスへ出向し、スペインとイタリア、フランスの各マーケットからの訪問者拡大を図るための事業モデルの構築に従事し、この結果、2017年1〜6月の南アフリカへの累計訪問者数は前年同期比でフランスが34％、スペインは20.2%、イタリアで0.7%増を記録している。

「南アフリカ観光局では人材育成にも注力しており、今回は組織内の候補者の中から新設ポストに就く人材を起用できたことを嬉しく思っている。鋭い洞察力、豊富な経験、多面的な利害関係者をまとめあげる手腕、結果を重視する姿勢などを兼ね備えたムタヤ氏は、南アフリカ観光局の最高戦略責任者として理想的な人物であり、南アフリカの経済成長に貢献する観光産業の発展に向けて、彼女の今後の活躍に期待している」とンツォーナCEOは加えている。

本件に関する問い合わせは：
『南アフリカ観光局』広報　株式会社ホワイトナイト
担当：淺川正江(m.asakawa@whiteknight-jp.com) /樫村陽子(kashimura@whiteknight-jp.com）
TEL: (03) 6804-5628/ FAX: (03) 6804-5638