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NEWS一覧2019年12月20日ンケンサニ・クバイ・ングバネ観光大臣による年末年始繁忙期における合同観光安全対策に関する発表

ンケンサニ・クバイ・ングバネ観光大臣による年末年始繁忙期における合同観光安全対策に関する発表

南アフリカ観光大臣の報道声明:

発表に先立ち、まずはじめにベキ・セレ警察相と南アフリカ警察の協力に対して謝意を表します。

観光省への着任以来、旅行業界からは観光に影響をおよぼす治安問題に関して大きな懸念が指摘されてきました。南アフリカへの訪問者数は前年割れに陥っていることからも、治安問題が主要なマーケットに悪影響を与えていることは否めません。

そこで観光省では警察省および多方面の関係機関と連携を図り、南アフリカ観光ビジネス協議会(TBCSA: Tourism Business Council of South Africa)が統括する観光セクターのために、観光省と警察による合同対策をこうして発表するに至りました。

今回とりまとめた実行可能な観光安全対策は、 (1) 起こり得る事件を未然に防ぐための予防措置、(2) 迅速かつ効果的な対応を実現するための対策措置、(3) 最も重要となる事件の被害者への支援に重点を置いたアフターケアプログラムで構成されています。

南アフリカの観光産業が秘める成長潜在力に影響をおよぼしかねない、旅行者の安全に関する課題を克服するための戦略は、様々な関係機関との協議の末に構築されています。また航空や鉄道、宿泊といった観光に携わる業界の代表者らが参加するフォーラムも創設しました。

また南アフリカ警察の地域防犯戦略の一環として、長期的には観光監視員プログラムを見直して、南アフリカ警察の地域警備フォーラムや地域防犯警備員との連携を実現したいと考えています。

観光は裾野が広い産業セクターであると同時に、政府が2番目に優先する重要産業に位置付けられています。これは経済の発展と雇用の創出に大きく貢献する観光産業の成長潜在力を政府が認識しているからに他なりません。

今回の観光安全対策に係る予算は確保されており、試験的プログラムとして年末年始の旅行繁忙期を含む向こう半年間にわたって、着実に実践に移されると確信しています。

政府の介入により年末年始の繁忙期に講じられる観光安全対策は、国民の評価を得られるものと確信しています。旅行者の安全と南アフリカの観光目的地としての人気を断固として維持するために結ばれた一連のパートナーシップが、官民の連携によって結実されたものであるのは明白です。

一連の治安問題への取り組みに向けて、観光税収入から4,000万ランド(約3億500万円)が振り分けられることもすでに決定しています。

実行計画と民間主導による取り組みに係る費用は、TBCSAが管理している観光税によって賄われることになります。試験的な取り組みには次のような施策が盛り込まれます:

  1. 民間の警備員が警察の指揮下で任務にあたる
  2. 先端技術を活用した問題への対応
  3. 民間の観光関連施設に観光監視員を配置し、各州の合同オペレーションセンターと連携しながら早期警戒にあたるとともに、事件の報告や潜在的リスクに関する情報の共有に務める

国家の利益を守り効果的に経済成長を遂げていくために、引き続き民間パートナーとの協力拡大に努めてまいります。

旅行者の安全に関する課題に毅然として立ち向かい、南アフリカを旅行目的地に選び続けてもらうには、官民が力を合わせて取り組んでいくことが極めて重要となります。旅行者の安全に重点を置きながら、犯罪全般への対策を強化するために、引き続き民間とのパートナーシップ拡大を図っていく決意であります。

今回の観光安全対策によって、外国からの旅行者および南アフリカ市民は、帰宅するまで安心して多彩な魅力と出会える南アフリカでの旅行を楽しんでもらえると確信しています。

以上

 

本件に関する問い合わせは:

南アフリカ観光局 広報 株式会社フルハウス

担当:淺川、大竹、小山

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