南アフリカのンケンサニ・クバイ・ングバネ観光大臣は、アジア太平洋地域からの訪問者数拡大に向けて、主要マーケットと位置付ける中国と日本を相次いで訪れる。

クバイ・ングバネ観光大臣は10月21〜23日の3日間にわたって中国・北京と深圳でのトレードショーへ参加した後、10月24〜25日に大阪で開催されるツーリズムEXPOジャパン2019と北海道倶知安町で開催されるＧ20（主要20カ国・地域）観光大臣会合に出席する。

今回の中国と日本への歴訪を通じて、クバイ・ングバネ観光大臣は旅行業界関係者との関係強化を図ると同時に、多彩な魅力を放つ旅行目的地である南アフリカの認知を広め、中国と日本からの旅行者増に繋げたいとしている。

クバイ・ングバネ観光大臣による今回の歴訪は中国、日本の両国との良好な外交関係を裏付けるものであるとともに、南アフリカが上質な旅行体験を提供する「今すぐ訪れるべき旅行先」であることをアピールすることを目的としている。

今年に入って、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は施政方針演説の中で、現在年間1,050人の訪問者数を2030年までに2,100万人へ倍増する目標を掲げる観光産業は、南アフリカの将来にとって重要であると改めて強調しており、中国と日本にはこの目標達成に向けての貢献が期待されている。

「南アフリカは輸送・サービス・通信インフラが整備され、豊富でかつ多彩なワールドクラスの認定アトラクションが揃った旅行目的地。日本と中国の旅行者にとっても魅力的であり、世界で最も人気の高い旅行先と比べても遜色ないと自負している」とクバイ・ングバネ観光大臣は述べている。

今回の歴訪は新たなビジネス創出や取引拡大に向けての関係を構築するうえでの貴重な機会となり、アジアの主要マーケットである両国からの送客に取り組む旅行会社やオペレーター、メディア関係者が抱いている南アフリカに対する自信をさらに高めるものとなる。

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