クワズールー・ナタール州のダーバンは、まもなく開幕するAfrica’s Travel Indabaの開催都市として、国内外からの参加者による直接的および間接的支出が生み出す大きな経済波及効果に期待を寄せている。

エテクウィニ都市圏の参事官で、経済開発計画委員会の会長を務めるシポ・カウンダ氏は「インダバには約7,000人もの訪問者が予想されている。これによって4,000万ランド（約3億1,400万円）の直接的支出が創出されると同時に、地元には8,000万ランド（約6億2,800万円）もの経済効果がもたらされると推定している」と述べている。

一方、南アフリカ観光局（SANCB: South African National Convention Bureau）でチーフ・コンベンション・ビューロー・オフィサーを務めるアマンダ・コッツェ・ンラポは、大規模イベントによってもたらされる開催地への経済波及効果は直接的支出だけでなく、バイヤーや出展者、報道関係者を含めた訪問者が押し寄せることで、市のバリューチェーン全体におよぶ影響も考慮すべきであるとしたうえで、「これは他の大規模イベントにも言えることではあるが、我々が従事している観光はバリューチェーン全体に広範な影響をおよぼす産業セクターである。5,000万ランド（約4億円）以上と推定されている経済波及効果の規模は非常に控えめなもので、例えばクリーニングやコインランドリーへの波及効果は含まれてはいない。裾野が広い観光産業は関連する分野が多岐にわたることから、インダバのような大規模イベント開催時にはあらゆる人々へ影響がおよぶことになる」。

「今年はダーバンの魅力を誰もが手軽に体験できるフロリダロードをはじめとした数カ所での催しも計画している。インダバの開催期間はファーストサーズデー（毎月の第1木曜日）とも重なっており、何かできないかと考えを巡らせている。経済波及効果を推定する際には直接的支出を測るのは当然であるが、その枠を超えて広い範囲へとおよぶ影響も考慮されて然るべきと考えている」と述べている。

4月上旬の時点で今年のインダバには南アフリカ国内外から1,110人のバイヤーをはじめ、国内から890の出展者、アフリカ19カ国から104の出展者の参加が確定しており、「これらの数字はアフリカが誇る観光関連プロダクトが一堂に会するイベント・プラットフォームであるインダバの持続的発展を裏付けるものに他ならない」とンラポ氏は締めくくっている。

出典元：Daily Southern & East African Tourism Update

http://www.tourismupdate.co.za/article/190599/Africa-s-Travel-Indaba-to-boost-Durban-coffers?utm_source=Now%20Media%20Newsletters&utm_medium=email&utm_campaign=TU%20Daily%20Mail%20-%20Sunday&utm_term=http:%2F%2Fwww.tourismupdate.co.za%2F%2Farticle%2F190599%2FAfrica-s-Travel-Indaba-to-boost-Durban-coffers

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