2022年のラグビーワールドカップ・セブンズ 南アフリカで開催
ラグビーの国際統括団体であるワールドラグビーは先日、2022年の7人制ラグビーワールドカップの開催都市が南アフリカのケープタウンに決定したことを発表した。アフリカ大陸でのラグビーワールドカップ・セブンズ開催はこれが初めてとなり、第8回目となる大会は2022年の9月にケープタウンスタジアムで開催の運びとなる。世界チャンピオンの座を争う大会には男子24チーム、女子16チームが参加し、ケープタウンのグリーンポイント地区にあるケープタウンスタジアムで3日間にわたって熱戦が繰り広げられる。
55,000人収容のケープタウンスタジアムでは2015年以降、7人制ラグビーのワールドシリーズが開催されており、来たる12月13〜15日のケープタウン大会では「HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ」へ新たに導入される新フォーマットの一環として、男女の試合が今季初めて同時に開催される。
2018年に米・サンフランシスコで開催された前回のラグビーワールドカップ・セブンズは、米国で催されたラグビーのイベントとしては史上最多となる10万人以上の観客を動員するとともに、同国内で900万人を超えるテレビ中継視聴者数を記録している。ニールセンスポーツによると、サンフランシスコで3日間にわたって催された前回大会がもたらした経済波及効果は9,050万米ドル(約98億5,000万円)に上ったとされている。
2022年のラグビーワールドカップ・セブンズには過去最多となる計11カ国のラグビー協会(アルゼンチン、ケイマン諸島、フランス、ドイツ、インド、ジャマイカ、マレーシア、カタール、スコットランド、南アフリカ、チュニジア)が主催者であるワールドラグビーに対して開催の意向を示していた。
ラグビーワールドカップ日本大会の開催中の10月29日に発表された今回の開催都市決定について、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「2022年のラグビーワールドカップ・セブンズの開催国となる南アフリカに祝意を表す。包括的かつ詳細におよんだ南アフリカによる入札資料には感銘を受けた。新たな感動と新記録の樹立が期待される2022年大会に向けての準備を南アフリカとのパートナーシップを通じて進めていくのを楽しみにしている。」
「南アフリカはHSBCワールドラグビーセブンズシリーズでも満員の観客動員を記録するなど素晴らしい開催実績を有しており、2022年のラグビーワールドカップ・セブンズ開催に向けての準備を進めるうえでも心強い限りだ」と述べている。
また、南アフリカラグビー協会のジュリー・ルー最高責任者(CEO)は「南アフリカ・ケープタウンでの2022年ラグビーワールドカップ・セブンズ開催決定を嬉しく思う。我々は長年にわたってラグビーの国際大会の自国開催に向けた取り組みを意欲的に展開しており、世界的に人気が高まる7人制ラグビーの最高峰イベントが南アフリカで開催されるのに胸が高鳴るばかりだ」と述べている。
2022年9月にケープタウンで催されるラグビーワールドカップ・セブンズは、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズや同年7月に英・バーミンガムで開催されるコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)と並ぶ国際イベントとして2022年のラグビーカレンダーに記される。なお開催日程の詳細については今後調整が進められる。
出典元:Daily Southern & East African Tourism Update
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