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NEWS一覧2019年5月15日Africa’s Travel Indabaが盛況のうちに閉幕 ハネコム観光大臣は過去最高の出来栄えと絶賛

Africa’s Travel Indabaが盛況のうちに閉幕 ハネコム観光大臣は過去最高の出来栄えと絶賛

南アフリカのデレク・ハネコム観光大臣が開会式で示したアフリカの観光産業の発展に対する楽観的見通しとともに開幕した今年のAfrica’s Travel Indaba(インダバ)は、過去最高の出来栄えと評したハネコム大臣の賞賛とともに成功裡に幕を下ろした。

 

今年のインダバが開催されたインコシ・アルバート・ルツーリ国際コンベンションセンター(通称:ダーバンICC)には会期中、出展者1,033人とバイヤー1,502人を含め、計6,500人を超える参加者が訪れた。

 

2030年までに年間1億2,600万人の国際観光客が訪れると予測されているアフリカの観光産業の未来について、ハネコム大臣は開会式のスピーチの中で「アフリカはこれを実現するための準備を整えているか? 言うまでもなく答えは『イエス』だ」との自信を呈していた。

 

また予告なく会場に姿を現した南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は、観光業界および報道関係者に向けた演説の中で、観光産業はアフリカの経済成長を支えると同時に各国の魅力を広く知らしめるうえで重要な役割を果たしていると強調。「それぞれの国のアイデンティティーや魅力を伝え広めることを常とする観光は、世界的に最も普及している産業セクターのひとつに数えられている。そして観光は世界各国に向けて自慢の生産品や衣服、食品、アート作品などをアピールする絶好の手段でもある」と述べた。

 

インダバ 2019でのハイライトは以下のとおり:

 

グリーンスタンド・アワード

南アフリカ観光局が毎年主催するビジネスイベント・トレードショー「ミーティングス・アフリカ」での好評を受け、インダバで初めて実施された「グリーンスタンド・アワード」では、環境への配慮が行き届いた8社による展示ブースを表彰。注目を集めたプラチナム・パビリオン賞はクラシック・サファリ・アフリカ社(Classic Safari Africa)、大規模展示ブース部門のプラチナム賞はトンプソンズ・ツーリズム社(Thompson’s Tourism)がそれぞれ受賞した。

 

ビジネストーク

今年のインダバにおける目玉イベントのひとつとして開催期間を通して繰り広げられたビジネストークでは、アフリカ大陸外からの話し手も交えながら、観光分野の専門家らが様々な課題に関する議論を交わした。野生動物が生息する遠隔地の地域コミュニティはいかにして観光から利益を得られるかについてのパネルディスカッションや南アフリカ観光局のテベ・イカラフェング理事によるアフリカの周遊旅行に関する話題など、見聞を広め新たな発想を得るのに役立つ催しが展開された。

 

ウォールアートの除幕式

会場内の一画に併設されたウォールアート(壁画)のお披露目は、観光に魅力を添える文化の潜在力を示すという点で大きな一歩を刻んだ。除幕式に参列した南アフリカ観光局のミッシェル・コンスタント理事は、南アフリカ特有の伝統および現代文化に秘められた計り知れない潜在力をいかにして引き出すかは、南アフリカ人にとって大きな課題のひとつとし、「文化的ルーツは観光の魅力を構成する主要な5本の柱のひとつであり、人々の創造力を駆り立ててくれる。今回のウォールアートのお披露目はこのことを知らしめる絶好の機会」と述べた。

 

スピードマーケティング

自社の観光関連プロダクトやサービスを世界各地からのバイヤーへアピールする機会であるスピードマーケティング・セッションは会場を包み込む熱気とともに開始。リンポポ州で地元の人々と共に生活を送るホームステイ体験を旅行者に提供するターサ・トラディショナル・アフリカンホームステイ(Tahs-Sa Traditional African Homestays South Africa)はバイヤーの関心を掴んだようで、「調理をはじめ日常生活のあらゆる営みを体験できるホームステイは25世帯で提供されている」とケニアからのバイヤーでアフリカ・ビサ・トラベルサービス社(Africa Visa Travel Services)のビンセント・マインギ上級ディレクターは述べていた。

 

南アフリカが最優秀サファリ体験賞を獲得

2019年サファリ・アワード・アフリカ(Safar Awards Africa 2019)において、南アフリカは最優秀サファリ体験賞(Best Safari Experience in Africa)に選出されるとともに、計18部門のうち10部門で最優秀賞に輝いた。今回の受賞は南アフリカ観光局にとっても競合との差別化を図るうえで重要なものとなり、同局でグローバル・トレード統括責任者を務めるブラッドリー・ブラウワーは「南アフリカでは陸上での贅沢なサファリ体験に加えて、ワールドクラスのオーシャン・サファリも楽しめるという大きなアドバンテージを備えていることから、今回の受賞は競合する他のサファリ旅行目的地との違いを明確にするうえでも重要な意味を持っている」と述べている。

 

南アフリカ観光局のステンビソ・ドラミニCEO代理は「今年も首尾よくインダバを主催できたのは入札参加各社、エージェンシー、サプライヤーといった関係者が多大な労力を費やしてくれたからに他ならない」と述べ、今回のインダバを成功に導いた関係者全員に感謝の意を表した。

 

地元開催地よりインダバに参加したクワズールー・ナタール州観光局のフィンディレ・マクワクワCEO代理は「我々が主催した観光分野のステークホルダーによる朝食会の席上、クワズールー・ナタール州経済発展局観光・環境評議会のシレ・ジカララ委員が、州北部の海岸沿いで2022年開業予定の新たなビーチリゾートの建設に10億ランド(約77億円)を投じることを発表した。これで旅行業界の長年の念願がようやく叶うことになる。またクワズールー・ナタール州のグローバル・マーケティング・キャンペーンに民間企業14社が新たに参入するとの朗報も届いたが、これは高度な観光インフラと多彩な製品の生産拠点を整えるクワズールー・ナタール州に対する自信を裏付けるものに他ならない」としている。

 

 

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