南アフリカ観光局 政府による新型コロナウィルスの感染拡大防止対策を支持
シリル・ラマポーザ大統領が3月15日に発表した南アフリカにおける新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大防止対策を受けて、ンケンサニ・クバイ・ングバネ観光大臣は一連の対策を効果的に進めるため、観光セクターも必要な役割を果たしていく意向を明らかにした。
クバイ・ングバネ観光大臣は手始めに、多数の人による接触を封じるため100人以上の集会を禁じた政府の対策を支持する格好で、5月12〜14日に開催が予定されていた今年のインダバ(Africa’s Travel INDABA 2020)を延期する決定を下した。
南アフリカ観光局のシサ・ンショーナCEOは「我々は今回の大臣による決断を全面的に支持するとともに、国家と観光産業を守るために責任ある行動を取っていく所存だ」と述べている。
インダバの主催者である南アフリカ観光局は、MICE部門を統括するナショナルコンベンションビューロー(NCB)を通じて、出展者へ延期を伝える連絡を進めるとともに、現実的な開催日程について、今後幅広い分野の関係者との協議を進めていく。
今回発表された高リスク国からの外国人に対するビザの無効化を含む入国制限措置が観光産業へ大きな影響を与えるのは確実で、南アフリカ観光局は業界関係者と連携しながら回復に向けての対応や将来に向けていかに持続可能性と旅行・観光の魅力を維持すべきか検討を進めていく。
「ウィルスの影響はバリューチェーン全体におよんでおり、観光産業は極めて困難な状況に直面している。こんな時だからこそ我々は力を結集し、現在の危機的局面を乗り越えるとともに、将来に向けて国家の長期的な利益を考慮しながら、選ばれる旅行目的地として南アフリカの魅力を維持していくための妙案を見出していかねばならない」とンショーナCEOは加えている。
なお新型コロナウィルスに関連する定期的な情報のアップデートはwww.southafrica.net(英語)で案内されている。
本件に関するお問い合わせ:
南アフリカ観光局 近藤由佳(kondo@southafricantourism.or.jp)
Tel: (03) 3478-7601