Spot 南アフリカ観光スポット

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バラが咲き誇る街、ブルームフォンテーン

ブルームフォンテーンはフリーステート州のほぼ真ん中に位置する南アフリカの司法首都。主要都市としての機能を備えながら、数千本ものバラが街を彩るカントリータウンの雰囲気を兼ね備えています。ブルームフォンテーンはアフリカーンス語で「花の噴水」となることから、この街は「薔薇の街(City of Roses)」という愛称で親しまれ、毎年開催される「ローズ・フェスティバル」は地元の人々や観光客が楽しめるイベントとして人気を集めています。

ブルームフォンテーンは歴史の宝庫としても知られており、アングロ・ボーア戦争(南アフリカ戦争)の記録が残されている国立博物館は高く評価されています。南アフリカ兵器博物館には戦車や兵器、そして実際に運用されていた軍事病院が展示されています。また、街を見下ろすネーヴァルヒルの斜面には、アングロ・ボーア戦争中にここへ向かう騎手の目印として白馬の標識が設けられています。さらにネーヴァルヒルにはネルソン・マンデラ像が、アフリカ民族会議(ANC: African National Congress)発祥の地を正面に見据える場所に設置されています。

ブルームフォンテーンにはフリーステート州唯一の植物園「オーキッド・ハウス」やピクニックが楽しめる動物園、数多くの野生動物が生息する「フランクリン自然保護区」、そしてチーターを観察できる「チーター・エクスペリエンス」があります。この街には南アフリカで最も先進的なプラネタリウムも設けられています。また「ウィンドミル・カジノ」はシティライフが楽しめる人気の娯楽施設。一年を通して色鮮やかな花が常に咲いているキングスパークではアート・マーケットが毎月開催されています。

建築に興味がある方にとっては、1880年に建設された南アフリカ唯一、二本の尖塔が設けられた「オランダ改革派教会」、ネオ・ケープダッチ様式の「マナーハウス」、「オリーヴェンハイス・アートギャラリー」などは必見。さらに1890年代の生活様式を再現した「フレッシュフォード・ハウス博物館」や壮大な「シティーホール」、「最高裁判所」、「フォース・ラードサール・ビルディング」も建築ツアーの見どころから外せません。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆問い合わせ先
マンガウング(ブルームフォンテーン)観光局
電話:+27 51 405 8489/8490
Eメール:information@bloemfontein.co.za

フリーステート州観光局
電話:+27 51 411 4300
Eメール:info@freestatetourism.co.za

◆アクセス
南アフリカほぼ真ん中に位置するブルームフォンテーンには空港が整備されています。

◆ベストシーズン
ブルームフォンテーンは真夏と真冬に厳しい気温状況となります。南半球の春と秋、5月と9月が最も快適な時期です。

◆周辺のおすすめ
ブルームフォンテーンは隣国レソトへもほど近く、南部のフィリップポリス(Philippolis)を起点とするホライゾンルート(Horizon Route)や美しい景観が楽しめるフリーステート州東部へ足を伸ばすのに便利な場所に位置しています。

◆おすすめのツアー
チーター・エクスペリエンス(Cheetah Experience)は見逃せません。

◆周辺の散策
楽に歩いて行ける距離にも多くの見どころはありますが、車があると周辺の散策はぐっと便利です。

◆滞在期間
2泊。戦場跡地や歴史に興味がある方は、もう少し長い滞在をお勧めします。

◆宿泊施設
ブルームフォンテーンには予算に応じて様々な宿泊施設が揃っています。プロテアホテル(Protea Hotel)、アーバンホテル(Urban Hotel)、ゴルフロッジ(Golf Lodge)などは定評があります。

◆おすすめのイベント
10月には1週間にわたってブルームフォンテーン・ローズ・フェスティバル(Bloemfontein Rose Festival)が開催されています。

★ご存知ですか?

この街のソト語での名称はマンガウング(Mangaung)で「チーターの場所」を意味します。ブルームフォンテーンは2000年にマンガウング地方自治体の一部となりました。