Spot 南アフリカ観光スポット

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バコネ・マラパ野外博物館

リンポポ州ポロクワネ(Polokwane)近郊にあるスタイリッシュなバコネ・マラパ博物館(Bakone Malapa Museum)では、バソト族の豊かな伝統文化を暖かいもてなしとともに体験できます。ここでは北ソト族グループに属するバコネ族が、現代の習慣と伝統的な生活様式を喜んで紹介してくれます。

リンポポの州都ポロクワネの郊外にあるバコネ・マラパ博物館にはバソト文化が放つ様々な魅力が一堂に会し、2棟の伝統家屋を用いながらバソトの歴史が多角的に紹介されています。

バコネという名称は、17世紀にこの地域に暮らしていたバコネ・バ・マトララ・アタバ(Bakone ba Matlala a’Thaba)という北ソト族の人物の名前を取って付けられました。マラパはソト語で「住居」を意味する言葉。考古学者らの発掘調査により、この地域にはンデベレ族とシャンガーン族も暮らしていたことが判明しており、2万年前の石器時代の遺跡も発見されています。

この文化村ではバソト族に属するバコネ族に関する多くの事柄が学べます。およそ250年前の典型的な暮らしが再現された村は、ここで暮らす数名のバソト族によって運営されており、現在、そして伝統的な生活様式を紹介しながら、訪れる人を心暖かく迎えてくれます。

バコネ・マラパ博物館のツアーは、バソト族一家による現代の生活様式が再現された区画からスタート。建物には藁とレンガ、モルタルで造られたベッドルーム、キッチン、リビングルームが設けられており、床材には数百年前と同じ泥と牛糞を混ぜたものが使用されています。ここでは250年前の生活の模様が説明されます。

またこの場所では火を起こす方法やビールの醸造、トウモロコシの実の挽き方なども紹介してくれます。木彫りや陶器、かご、ビーズ細工といった手工芸品の制作過程の実演は人気があり、ギフトショップでは地元で作られた手工芸品が多数販売されています。

多くを学べるこのツアーは1日に数回催行されています。ツアーガイドのほとんどはアフリカの伝統文化について豊富な知識を身につけており、バソト族の暮らしに関する文化的側面からの質問にも答えてくれます。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆問い合わせ先
バコネ・マラパ博物館(Makone Malapa Museum)
電話:+27 15 295 2432

◆アクセス
バコネ・マラパ博物館はポロクワネからR37号線(Burgersfort Road)で約9kmの地点にあり、車で容易にアクセスできます。

◆ベストシーズン
リンポポ州のこの辺りは夏(11~4月)にかなり暑くなりますが、他の時期は快適で過ごしやすい気候となります。

◆見どころ
ポロクワネ動物保護区(Polokwane Game Reserve)、シュエネ・クロコダイル・ファーム(Chuene Crocodile Farm)、マカパンズガット洞窟(Makapansgat Caves)、モジャジ熱帯雨林(Modjadji Rainforest)を始め、多くの見どころが点在しています。

◆周辺情報
車を利用するのが最も便利ですが、博物館へのツアーを取り扱う旅行会社も数多く営業しています。

◆滞在期間
野外博物館を見て回るには最低1時間が必要。

◆持ち物
日焼け止めと帽子は通年で必需品。徒歩で周辺を散策する際には履き慣れたウォーキングシューズやブーツを揃えておくこと。

◆宿泊施設
ポロクワネにはバックパッカー向けのホステルから豪華なホテルまで様々な宿泊施設があります。少し離れた地域にはサファリロッジも多数あり、低木地帯ならではの滞在が体験できます。

◆イベント
Go Limpopoのウェブサイトで、訪問時に開催予定のイベントを確認してください。

◆おすすめの買物アイテム
この周辺はライチ、マンゴー、ポポー、アボカドといったトロピカルフルーツの名産地です。

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★ご存知ですか?

キクスズメはサバンナに生息するとても小さな鳥の一種で、バコネ族の象徴として崇拝されています。