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クルーガー国立公園のブッシュヴェルド・キャンプで大自然を堪能

© Roger de la Harpe ライオンの姿があちらこちらで頻繁に目にできます

クルーガー国立公園ではキャンプ場から超高級サファリロッジまで、予算に応じて様々な宿泊施設が用意されています。多くの旅行者が利用する主要なキャンプ施設ではなく、大自然の下の静かな場所をお探しの方もいらっしゃるかと思います。そんな方々へのおすすめが、宿泊客も少なく野生動物との出会いが思う存分に楽しめるブッシュヴェルド・キャンプです。

広大なクルーガー国立公園の草原地帯にひっそりと佇むブッシュヴェルド・キャンプは、人里から最も遠く離れた地域に点在しています。その数は僅かに5カ所。中でも最も遠隔地にあるのが園内北端部のシルヘニ・キャンプと最南端部に位置するビヤミティ・キャンプ、この2つの地点の間に最も古くからあるバテレール・キャンプ、巨大なバオバブの樹を擁するシムウィニ・キャンプ、広大な谷にあるタラマニ・キャンプとなります。それぞれに個性のある5カ所のキャンプは全て厳重なフェンスで囲まれており、どこに滞在しても安心して思い出に残る貴重な体験ができるに違いありません。

ブッシュヴェルド・キャンプは主要なキャンプ場と比べると規模は小さく、コテージは15棟程度でとても親しみのあるパーソナルな雰囲気が味わえます。宿泊客以外の敷地内への立ち入りは厳禁。宿泊料金は若干高めですが、エキサティングなゲームドライブの後にコテージに戻った時の静寂感など格別の贅沢が満喫できます。ショップやレストラン、プールなどの施設を見かけることはありませんが、ほとんど人を見かけない環境とともにアフリカの大地に広がる草原地帯など、ありのままの自然に触れることができます。

堂々とした容姿のワシの名称でもあるバテレールは園内北部、シンウェジ・キャンプから南西方向へ40㎞ほどの地点に位置しています。2つの小規模ダムと水飲み場を見下ろせる観察小屋からは1日を通して様々な哺乳類や鳥類を目にすることができます。

園内南部のクロコダイルブリッジゲート近くに位置するビヤミティの周辺はライオンやサイ、ゾウなどが数多く生息することで知られ、チーターや山犬などに出会えることもあります。

野鳥に興味がある方には、レタバ川に設けられたダムに立つシムウィニがおすすめ。川岸には巨大なバオバブの樹々が立ち並び、ハンサムなクロテンや葦毛の鹿、ヒョウなどを観察できます。ヒョウはシルヘニ・キャンプの門前にあるダム周辺でもよく見かけられ、園内中央部に位置するタラマティ・キャンプでは草原地帯を群れを成して進む大型野生動物と、それを追う捕食動物の様子が観察できます。

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★ご存知ですか?

クルーガー国立公園内の遠隔地に位置するブッシュヴェルド・キャンプでは通常、昼夜を問わずゲームドライブが楽しめます。