Spot 南アフリカ観光スポット

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マラマラ・ゲーム・リザーブ

© Chris Marais

マラマラといえば高級サファリロッジの代名詞。高級サファリロッジのカテゴリーにおいて、マラマラは多くの基準を打ち立てています。クルーガー国立公園との境にフェンスもなく、ここでは極上のビッグファイブ・サファリが体験できます。

マラマラは南アフリカにおける動物保護区の中でも特筆すべき歴史を有しています。狩猟目的から観光を目的としたサファリに営業方針を転換することで大きな成功を収めた代表的な事例に挙げられています。
1960年当時のオーナーだったワック・キャンベル氏は、その年の訪問者130人の半数が女性と子供だった記録を残しています。遡ること1927年まで、マラマラでは狩猟者を主要な顧客としていたのです。

キャンベル氏が1962年に他界すると、土地の所有権は息子に移りました。その時から現在に至るまで、マラマラに生息する動物は1匹たりとも殺されていません。訪問客の目的は美しい動植物の観察と、その姿を写真に収めるためになりました。

1964年、マラマラは1937年に隣接する土地を取得したラトレイ家により吸収。以後、マラマラが狩りための場所のへと後戻りしたことはなく、南アフリカで初めて豪華サファリロッジを確立するまでに進化を遂げました。とはいえ、当時はまだ「豪華」と言っても男女別の洗面台を設ける程度で、現在の「豪華さ」とは全くレベルの違うものでした。

以降、マラマラは多くの分野で新たな新基準を確立。オーナーであるラトレイ夫妻は、野生動物の保護に情熱を傾けています。最高級リネンの提供や快適さ空間の創造、卓越した食事といった要素も非常に重要ですが、彼らが最優先事項に掲げているのは自然とそこで暮らす動物たちの保護にあります。

このエデンの園の敷地は13,500ヘクタールにも広がり、人間のためのインフラは最小限に抑えられ、クルーガー国立公園とは12kmにわたって柵のない境界で接しています。このことと敷地内に流れるサンド川や地形が多様であるなどの自然条件が相まって、マラマラでは他の多くの動物保護区よりも高い確率でビッグファイブに出会えるチャンスがあります。

事実、マラマラのレンジャーはビッグファイブが目撃されなかった日の年間最少日数記録を保持しています。敷地内へマラマラの所有車以外はすべて乗り入れ禁止とされており、訪問者はいつでも好きなだけ野生動物を探索できます。

当然のことながらマラマラは数多くのガイドブックや野生動物のドキュメンタリー番組で取り上げられてきました。毎年訪れるリピーターも多く、マラマラは常に自然を愛する人の究極の目的地としての地位を確立しています。

★ご存知ですか?

マラマラでは宿泊客1人あたり数百ヘクタールもの自然空間を提供しています。