Spot 南アフリカ観光スポット

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サビー・ウォーターフォール・ルートで美しい滝巡り

“陽が昇る場所“として知られるムプマランガ州で南アフリカ有数の美しい自然景観が楽しめる地域には数多くの滝が点在しています。峡谷、山、果てしなく続く地平線が広がるパノラマルート(Panorama Route)沿いには素晴らしい滝があちこちに散りばめられています。

ムプマランガ州のサビー・ウォーターフォール・ルート(Sabie Waterfalls Route)は知る人ぞ知る南アフリカのとっておきの宝。この地域へ足を踏み入れると、ブライデリバー・キャニオン自然保護区(Blyde River Canyon Nature Reserve)が魅せる壮大な風景に圧倒されます。眩いほどの植物相や動物相も見逃せませんが、そんな圧倒的スケールの大自然の中で密かに佇む数多くの滝は見落とされがちではあるものの、その多くがパノラマルート沿いに存在しています。

サビー・ウォーターフォール・ルートには南アフリカで最も多くの滝が集中しており、それぞれに美しく個性的な姿を魅せています。クルーガー国立公園でのビッグファイブ・サファリとブライデリバー・キャニオンの絶景を楽しんだら、1〜2日を費やして滝を巡る冒険へ出かけてみましょう。

ますはサビーからR532号線を北上し、道路沿いの標識に従ってホースシュー(Horseshoe)、ローン・クリーク(Lone Creek)、ブライダル・ベール(Bridal Veil)の滝へと向かいます。ホースシュー滝(Horseshoe Falls)はその名が示す通り、水が山腹を流れ落ちる際、見事に蹄鉄のような形を見せます。この素晴らしい眺めはキャンプ場から徒歩で容易に見に行けます。そこから車ですぐの場所にはローン・クリーク滝(Lone Creek Falls)があります。この滝は生い茂ったシダと森の合間を流れる水が70メートル近く落下しています。さらにもう少し車で進んだ場所にあるブライダル・ベール滝(Bridal Veil Falls)は、一目見れば名称の由来に気付きます。高い崖の上から流れ落ちる繊細な水の流れとふわっと柔らかく飛び跳ねる水しぶきは、まさに花嫁のベールの様相を呈しています。

もっとサビーの滝を楽しみたければR532号線をさらに北上し、ゴージャスなマック・マック滝(Mac Mac Falls)へ向かってください。この滝は1870年代のゴールドラッシュの際に一獲千金を狙ってやってきたスコットランド出身の鉱夫にちなんで名付けられました。そして次の滝は南アフリカで最も落差が大きいリスボン滝(Lisbon Falls)。90メートル下の峡谷へ水が流れ落ちています。この滝の名称は金を求めてやってきたポルトガル人に由来しています。

締めくくりはベルリン滝(Berlin Falls)。白い巨大なロウソクのような様相を見せる滝では、自然に形成された水門の間を水が流れ、80メートル下の深い水たまりへと落下しています。ここでは緑に囲まれた木陰でのピクニック・ランチが楽しめます。自然が奏でる美しい滝をめぐる小旅行は忘れがたい思い出となるに違いありません。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆問い合わせ先
サビー観光局(Sabie Tourism)
電話:+27 13 764 1177
Eメール:info@sabie.co.za

◆アクセス
R532号線をサビーへ向かい北上。全ての滝へは道路標識で案内されています。

◆周辺地域
レンタカーを利用するのが最も便利ですが、体力と時間が十分にあれば徒歩での散策に挑戦してみてください。滝の周辺の岩は滑りやすいので注意が必要です。

◆滞在期間
車を利用すれば半日、徒歩なら1日を要します。

◆持ち物
日焼け止めと帽子。ルート沿いを歩いて散策するなら丈夫な防水の靴が必要。

◆宿泊施設
周辺には多数の高級サファリロッジ、サビーの街にはチャーミングなB&Bやゲストハウスが数多くあります。

◆食事
ルート沿いに点在する滝で素敵なピクニック・ランチが楽しめます。

◆おすすめの買物アイテム
ルート沿いや滝の周辺には地元で作られた様々な工芸品が販売されています。

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★ご存知ですか?

ベルリン滝の名称は、金を求めてやってきたドイツ人の抗夫に由来しています。