Spot 南アフリカ観光スポット

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ハートビーズポートのロープウェイ

悠久のマハリスバーグ山脈(Magaliesberg Mountains)の遥か上空を通るハートビーズポート(Hartbeespoort)のロープウェイからは、巨大なハートビーズポート・ダム(Hartbeespoort Dam)と、その先に広がる雄大な景観が一望できます。快晴の日には遥か彼方までとは言わなくとも、ヨハネスブルグやプレトリア、そして大空を舞うワシの姿を見ることができます。

ハートビーズポート・ダムの周辺では様々なアドベンチャー・アクティビティとスポーツが体験できることから、以前より観光地として人気を集めていましたが、さらなるアトラクションとしてスリリングなロープウェイが目玉として加わりました。

1973年の開業後、老朽化に伴い運行停止を強いられた旧来の施設には全面改装が施され、生まれ変わったローブウェイには360度のパノラマ景色が楽しめるスイス製の最新鋭ゴンドラ計14台が導入されています。

麓の駅で乗り込むと、洗練された機械装置が“ブーン”という音とともに6人乗りのゴンドラを優しく空中へと送り出し、山頂の駅に着くまでの間、眼下広がる素晴らしい眺めを楽しませてくれます。

山頂の駅に到着したら全長1kmのダッシー・ループ(Dassie Loop)と称された歩道を進みながら、巨大なハートビーズポート・ダムが湛える青い水と、その向こうに広がる壮大な景色をお楽しみください。ちなみに「ダッシー」とはビーバーほどの大きさの哺乳類で、目を凝らせば山の斜面でのんびりと日光浴をする姿に出会えます。

ダッシー・ループ沿いには標識が設置されており、周辺の見どころをひとつひとつ解説してくれますが、辺りに生息する鳥や小動物、世界で最も古いマハリスバーグの山肌を覆う多様な草、花、木、低木なども時間をかけてゆっくりと観察してみてください。

そして山頂では素晴らしい眺めを堪能する他にも楽しみがたくさんあります。ファーストフード店でピザやハンバーガーなどで腹ごしらえしたり、綺麗に包装されたピクニック用の食事を注文したり、ボマ(山小屋)を貸し切ったり、バーでカクテルを傾けながらゆっくりとくつろぐこともできます。家族連れの方は子供をキッズゾーンで遊ばせておく合間に、リトル・ショップ(Little Shop)で骨董品やお土産、美術品、民芸品の買物が楽しめます。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆連絡先
ハートビーズポート・ロープウェイ(Hartbeespoort Aerial Cableway)
携帯電話:+27 72 241 2654
Eメール: info@hartiescableway.co.za
ウェブサイト: www.hartiescableway.co.za

◆アクセス
ヨハネスブルグから車でR511号線を経由してR104号線/R27号線へと進みます。ヨハネスブルグやプレトリアからの所要時間は1時間ほどで、左手にハートビーズポート・ロープウェイが見えます。

◆おすすめの訪問時間
天候状況によりますが、通常ロープウェイは毎日午前8時から午後4時30分まで運行されています。最高の眺めを楽しむには快晴の日を選んで行きましょう。

◆周辺のおすすめ
ハートビーズポート・エレファント・サンクチュアリ(Hartbeespoort Elephant Sanctuary)、アン・ファン・ダイク・チーター・センター(Ann van Dyk Cheetah Centre)、ブッシュ・ベイビー・モンキー・サンクチュアリ(Bush Babies Monkey Sanctuary)など。

◆周辺の散策
ロープウェイか徒歩で辺りに広がる景色を楽しみましょう。アドベンチャー好きの人は山頂からのパラグライダーやアブセイルに挑戦してみてください。

◆料金
ロープウェイの運賃は大人250ランド、4〜14歳の子供160ランド。誕生日には無料で乗車できます(パスポートの提示が必要)。

◆持ち物
カメラ、日焼け止め、帽子、双眼鏡

◆食事
麓または山頂のレストランで楽しめます。

★ご存知ですか?

ユネスコの世界遺産にも登録されているマハリスバーグ山脈は、数百万年前の古代に形成されました。