Spot 南アフリカ観光スポット

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ルイボスティーの故郷を訪ねる

© Elandsberg Eco Tourism

西ケープ州のウェストコーストに広がるセダーバーグ地方でしか体験できないツアーに参加して、南アフリカ特産のルイボスティーの魅力に触れてみてはいかがでしょう。この地域で最大の農園を拠点とするツアー会社で宿泊施設も所有するエランズバーグ・エコツーリズムでは、広大な農園の敷地内を車で案内する「ルイボスティー・サファリ」ツアーを催行しています。

エランズバーグ・エコツーリズムの共同オーナーでウェストコースト出身のクリス&アネッタ・デュプレシ夫妻は、セダーバーグ地方の固有植物の生態系や文化遺産、自然景観、料理に魅せられ「ルイボスティー・サファリ」を通じて、その魅力の一端を世界各国からの旅行者に紹介しています。

「ルイボスティー・サファリ」にはルイボスティー農園ツアーとフィンボスツアーという2種類のコースが用意されており、どちらか一方、または両方を組み合わせて体験することができます。ルイボスはクランウィリアム・セダーバーグ地区特有のフィンボスの一種で、ケープ地方に生息するフィンボス系の植物群に興味のある方にとって、2種類のツアーはとても貴重な体験となるに違いありません。

ツアーが催行されるグロンコル・ルイボスティー・エステートでは、ルイボスの苗木が成長する様子からパッケージ梱包、商品マーケティングに至るまでのプロセスに触れることができます。さらにツアーではルイボスティーの生産が地域経済にもたらす利益、地球温暖化が希少植物の収穫に与える影響などに関するディスカッションも催されます。

フィンボスツアーの所要時間は約1時間半ほどですが季節によって多少前後します。デュプレシ夫妻による説明は堅苦しいものではなく、セダーバーグ地方のフィンボスが夏の暑さと乾燥に適応していかに生き残っているのか、どのように授粉しているのか、昆虫や病気からどうやって身を守っているのかなどを熱心に解説してくれます。

またツアー参加者はケープ植物区系保護地域の生態系において重要な役割を果たしている農園の一画の美しい岩層にも案内されます。そしてツアー終了後には、特別なフレーバーが香るルイボスティーを試飲。各種ルイボスティーが販売されているショップでのお買い物も楽しめます。

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★ご存知ですか?

エランズバーグ・エコツーリズムが提供する宿泊施設は身体障害者向けに特別な設計デザインが施されています。