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これが南アフリカ人の笑顔とパワーの源?! 南アフリカの肉料理

レインボーネーション(虹の国)と称される南アフリカは、その歴史的背景から様々な文化が共存する国。食文化も例外ではなく、もともとこの地で発祥したもの、植民地時代に影響をうけたもの、そして移民によってもたらされたもの、そしてそれらが見事に融合したものなど実に多様性豊か。今回は南アフリカの人も大好きな肉料理の中から、代表的なものをいくつかご紹介します。

南アフリカらしい肉料理と言えばゲームミート。かつて狩猟の対象だったバッファローやクドゥ、インパラなどの野生動物の肉を表していて、いわゆるジビエのようなもの。馴染みのない動物の名前を聞いて恐る恐る口にした肉の美味しさに驚くことも。日本ではなかなか食べることのできない肉にもぜひ挑戦してみてください。

ケープタウンのある西ケープ州中部にあるカルー地方で育った羊の肉カルー・ラムは、南アフリカへ行ったらぜひ食べてほしい一品。この地域のハーブなどを食べて育つことから臭みがなくおすすめです。また、オーストリッチの肉の驚くほどやわらかく繊細で淡白な味わいも、一度は試す価値ありです。

また、かつて南アフリカに働き手として連れて来られたマレー系の人々の末裔が今も暮らすケープタウンのボ・カープ地区。パステルカラーの家並みが特徴的なこのエリアは、東南アジアの影響を受けて生まれたケープ・マレー料理の発祥地。スパイスがふんだんに使われるこの料理の代表的なメニューのひとつボボティは、グラタンのようなミートローフで、牛肉が使われることが一般的。今では、南アフリカの国民食とも言われています。

そして、欠かすことができない南アフリカの料理と言えばブラーイと呼ばれるバーベキュー。週末の家族団らんの定番でもあるブラーイは、アフリカの広大な大地で育った野生動物の肉や、ビーフやポークにコリアンダーをあわせたブルボスと呼ばれるソーセージを炭火で焼いていただきます。屋外の広い空の下、ブラーイを囲めば異なる文化をもつ人同士でも一つになれる、そんな特別な肉料理なのです。

美味しい食事は旅行の目的であり、食を通じて南アフリカの文化を知るのも楽しみのひとつ。南アフリカ産の赤ワインとともに肉料理に舌鼓をうったり、地元の人々の輪に加わってブラーイを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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★ご存知ですか?

9月24日は南アフリカのヘリテージ・デイと呼ばれる祝日。実はこの日は「ナショナル・ブラーイ・デー」でもあって、南アフリカの素晴らしいブラーイの伝統を祝う日にもなっています。