Spot 南アフリカ観光スポット

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東ケープ州最大の都市、ポートエリザベス

「フレンドリーシティ」の愛称で親しまれるポートエリザベスは南アフリカの主要都市のひとつに数えられる東ケープ州の観光拠点で、ヨハネスブルグから空路で約1時間40分の地点に位置しています。

ポートエリザベス周辺には美しいビーチが点在しており、ネルソン・マンデラ・ベイ地区にあるアルゴアベイのビーチラインには、40kmにわたってキングスビーチ、ホビービーチ、ヒュームウッドビーチ (ブルーフラッグビーチ)、ポロックビーチ、デンヴィルビーチがあります。またワイルドサイド、サーディニアベイ、ブルー・ホライズンベイ、ブルーウォーターベイ、ビーチビュー、スクーンマーカースコップは釣りやサーフィン、スキューバダイビング、シュノーケリング、セイリングなどのマリンアクティビティ・スポットとして人気があります。

歴史や文化に興味がある方にはレッド・ロケーション博物館がおすすめ。ニューブライトン・タウンシップにあるこの博物館では「制度化された人種差別の恐怖と反アパルトヘイト運動の英雄たちの取り組み」が学べます。またドンキン保護区ではバードウォッチングをはじめ、オペラハウス、灯台、記念碑などを巡る散策が楽しめます。ポートエリザベスで最も古い公園「セントジョージス・パーク」にはネルソン・マンデラ・メトロポリタン美術館、プリンス・アルフレッズ・ガードメモリアル、セントジョージス・クリケット場があります。ドンキン・ストリートには、古いビクトリア調の教会やテラス付きのコテージが並び、洗練された都会的デザインと伝統様式が見事な調和を醸し出しています。

ネルソン・マンデラ・ベイ地区の見どころには、ネルソン・マンデラが政治闘争に捧げた67年間の公的生活を讃えた67点のアート作品が設けられた「ルート67」が挙げられます。中でも南アフリカ初の民主的選挙へと国民を導くネルソン・マンデラ元大統領の姿を鉄板で型取った像は注目の作品。南アフリカ人にとって忘れることのない歴史的出来事が表現されています。さらに歴史を遡り、1820年代の英国人入植者たちの到着を祝い、1923年に建てられた記念碑「カンパニール・メモリアル」はポートエリザベスの港を見守るように立っています。さらに1830年に建てられた「No. 7キャッスルヒル」は入植者たちの住居跡で、市内に残された最も古い遺跡のひとつ。石畳の中庭と今でも使用される井戸が設けられており、19世紀の生活の様子を垣間見ることができます。

ポートエリザベスではボートクルーズ、スキューバダイビングが人気のアウトドア・アクティビティ。そして街の中心にあるボードウォーク・カジノ&エンターテイメント・コンプレックスではショッピングをはじめ、レストランや円形劇場、カジノが楽しめます。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆問い合わせ先
ネルソン・マンデラ・ベイ観光局(Nelson Mandela Bay Tourism)
電話:+27 41 582 2575
Eメール:info@nmbt.co.za

◆アクセス
中心部にあるポートエリザベス空港(Port Elizabeth Airport)は、市内のどこからでも便利にアクセスできます。ダーバン、ケープタウン、ヨハネスブルグなどの主要都市からポートエリザベスへは国内線が運航されています。陸路では海岸線を通るN2号線を南下するとケープタウン、北上するとダーバンへ繋がっています。

◆ベストシーズン
屋外で数多くのイベントなどが催される12〜1月の夏が最も人気のある時期。人混みを避けたいのであれば、この繁忙期の前後ならビーチもさほど混み合うことなく快適に過ごせます。

◆周辺のおすすめ
数多くの受賞歴を誇るシャムワリ動物保護区(Shamwari Game Reserve)は、ポートエリザベスから日帰りでゲームドライブを楽しむのに最適です。

◆おすすめツアー
アドゥー・エレファント国立公園(Addo Elephant National Park)、文化の中心地グラハムズタウン(Grahamstown)、サーフィンで人気のジェフリーズ・ベイ(Jeffreys Bay)など。

◆周辺の散策
車を利用するのが最も便利。

◆滞在期間
長い週末などがあればビーチ、野生動物、文化の観光名所、ゴルフなどを十分に楽しめます。

◆宿泊施設
海に近いウォーターフロントには高級ホテルが並んでいます。アドゥーとシャムワリには5ツ星の高級サファリロッジが併設されています。またタウンシップ(旧黒人居住区)のゲストハウスでは伝統的な施設で興味深い滞在が楽しめます

★ご存知ですか?

ポートエリザベスは面積の広さでいうと、南アフリカで2番目に大きな都市となります。