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ネルソン・マンデラ・メトロポリタン美術館で東ケープ州に宿るソウルを体感

ネルソン・マンデラ・メトロポリタン美術館には英国や東洋からの国際的芸術作品や地元東ケープ州のアートコレクションが展示されています。ポートエリザベスにあるこの美術館の入口前に広がるセントジョージズ・パークも自然が創り上げた芸術作品となっています。

スペースに限りがあることから、展示作品は美術館が所有する膨大なコレクション中から定期的に入れ替えられており、ギャラリーでは常に新しい芸術作品にめぐり会うことができます。美術館所有のコレクションは主に回顧展として展示される傍ら、歴史的背景を有するアート作品は特別展示会で披露されます。コレクションにはヘンリー・ムーア(Henry Moore)、デイビッド・ホックニー(David Hockney)、マーク・シャガール(Marc Chagall)、オノレ・ドーミエ(Honore Daumier)、レンブランド・ファン・レイン(Rembrandt van Rijn)といった著名アーティストの作品が含まれています。東洋芸術の代表的なコレクションにはインドの細密画選集、日本の木版画、清朝時代の中国の芸術作品があります。また南アフリカの著名アーティストの作品も50年以上に渡って収集されており、最近では現代アート・セクションにバーニー・サール(Berni Searle)、コンラッド・ボーテス(Conrad Botes)、ダイアン・ヴィクター(Diane Vicor)、ニコラス・シュロボ(Nicholas Hlobo)など国内有数のトップアーティストの作品が並んでいます。

美術館コレクションの中で最も興味深い作品のひとつは、東ケープのソウル(魂)を表現した地元で生まれたアート。ウォルター・バッティス(Walter Battiss)やジョージ・ミルワ・ムニャルザ・ペンバ(George Milwa Mnyaluza Pemba)といった地元出身アーティストが手がけた作品からは州内で育まれた芸術の歴史を学ぶことができます。

ネルソン・マンデラ・メトロポリタン美術館があるネルソン・マンデラ・ベイ芸術地区にはルート67をはじめアテナエウム (アテナ神殿)、ザ・ロン・べリング・アートギャラリー、アートECなど、数多くの芸術施設が点在しています。

【旅の計画に役立つヒントと情報】
◆連絡先
ネルソン・マンデラ・メトロポリタン美術館(Nelson Mandela Metropolitan Art Museum)
電話:+27 41 506 2000
Eメール:artmuseum@mandelametro.gov.za

◆アクセス
ポートエリザベスの中心地にあり、車、タクシー、バスを利用してアクセスできます。

◆おすすめの訪問時期
美術館は元日、聖金曜日、自由の日、ワーカーズ・デー、ユース・デー、クリスマスを除き毎日開館。平日は午前9時~午後6時(火曜午前中休館)、土・日曜は午後1時~5時、祝日は午後2時~5時、毎月第1日曜日は午前9時~午後2時まで営業しています。

◆周辺のおすすめ
美術館への入口が併設されているセント・ジョージズ・パーク(St George’s Park)は一見の価値があります。

◆料金
美術館は広告費がかかる特別なイベントを除いて入場無料。

◆おすすめのイベント
ネルソン・マンデラ・ベイ・アート・ジャーニー(Nelson Mandela Bay Arts Journey)ではネルソン・マンデラ・ベイで開催されるクリエイティブ分野のイベントを紹介しています。

◆買い物のおすすめ
美術館のショップでは本やカタログ、絵はがき、ギフト、ポスター、複製など、興味深いさまざまなアイテムが販売されています。

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★ご存知ですか?

ネルソン・マンデラ・メトロポリタン美術館はポートエリザベス自治体により、1956年6月22日に設立されています。