歴史と文化の街、ブルームフォンテーン
ブルームフォンテーンにはボーア戦争の記念碑から歴史的に有名なアートギャラリー、活気に満ちたタウンシップ(旧黒人居住区)、先住民の文化村、さらにはラグビー博物館まで、歴史・文化に関連した数多くの見どころが点在しています。
ブルームフォンテーン(マンガウング)には歴史ファンにとってはたまらない魅力に溢れています。
この街はボーア共和国の一部、イギリスの植民地、また旧南アフリカの主要都市として、この大地で繰り広げられた長い歴史の変遷をずっと見守ってきました。そして現在、新しい南アフリカの現実を驚くほど素直に受け入れています。ブルームフォンテーンは司法の首都となり、歴史的建造物に併設された威厳ある木張りの裁判所では、重要な司法判断が下されています。
ブルームフォンテーンは誰もが親しめる歴史と文化の宝庫。プレジデント・ブランド・ストリート(President Brand Street)を歩けば、荘厳な建物と手入れの行き届いた庭園に思わず見惚れてしまうに違いありません。
著名なゴードン・リース卿が設計を手掛けた市庁舎(City Hall)は砂岩でできた重厚な建築物で、この街での観光には欠かせない見どころに数えられています。旧大統領官邸(Old Presidency)とツインスパイア教会(Twin Spire Church)もとても魅力的な建物。そして国立博物館(National Museum)には南アフリカ最大級の化石コレクションが所蔵されています。
その他、特筆すべき史跡にはナショナル・ウィメンズ・メモリアル(National Women’s Memorial)、アングロ・ボーア戦争(南アフリカ戦争)博物館(Anglo-Boer War/South African War Museum)、フリーステート農業博物館(Free State Agricultural Museum)、ヘルツォグ広場(Hertzog Square)、ニュークレア・タウンシップ(New Clare Township)、涙のダム(Dam of Tears)などがあります。
アート愛好家ならケープ・ダッチ調の香りを放つ独創的な宝物や貴重な美術品が数多く並ぶギャラリー、オリベンハイス美術館(Oliewenhuis Art Museum)は必見。そして生活に根づいた文化に興味がある方にはモテオ・アートルート(Motheo Art Route)やマンガウング。カルチャールート(Mangaung Cultural Route)がおすすめです。
ゴールデンゲート・ハイランズ国立公園(Golden Gate Highlands National Park)からほど近いクワクワ(QwaQwa)にあるバソト文化村(Basotho Cultural Village)はフリーステート州最大の見どころのひとつで、バソト族に伝わる誇り高く頑なな歴史に触れることができます。
そしてチョート・ヴィッセル・ラグビー博物館(Choet Visser Rugby Museum)では、スポーツ大国南アフリカで最も人気の高いスポーツであるラグビーの歴史に関連する貴重な展示物の数々を目にすることができます。
【旅の計画に役立つヒントと情報】
◆アクセス
ブルームフォンテーンへは南アフリカの主要都市から毎日、空の便が運航されています。陸路なら車やバスを利用して、国道N1号線でスムーズにアクセスできます。
◆ベストシーズン
温暖な気候に恵まれたブルームフォンテーンでは年間を通じて観光が楽しめます。
◆周辺のおすすめ
見どころは多数ありますが、まずは自分の足で街の中心部を散歩してみましょう。主な史跡や文化遺跡を観て回るには現地ツアーへの参加がおすすめです。
◆周辺の散策
車の利用が便利ですが、バスでのツアーも楽しめます。
◆滞在期間
数日かけて市内や周辺エリアを探索しましょう。
◆持ち物
市内散策の際に必須の履き慣れたウォーキングシューズ。
◆宿泊場所
数多くのゲストハウスやB&B、シティホテルが揃っています。
◆食事
ブルームフォンテーンには地元料理が味わえるレストランが多数あります。
◆おすすめの買物アイテム
カラフルなバソトの毛布は家族へのお土産として大人気。
★ご存知ですか?
1877年のオープン当初、ブルームフォンテーンの国立博物館には世界各国の多数の希少品が所蔵されていました。