Spot 南アフリカ観光スポット

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ヨハネスブルグの都心で暮らし、働き、遊ぶ アートをテーマに再開発されたマボネン地区

ヨハネスブルグのマボネン地区は都心の再開発を支えるユニークな複合開発地域。アートやライフスタイルに高い関心をもった人々が集い、暮らし、働き、そして遊ぶ、まさに現代のライフスタイルと定義されるような総合的で多目的なコミュニティーとして草分け的な発展を遂げてきました。現代アートのギャラリーやレストラン、ショップが並ぶアーツ・オン・メイン、かつての工業用建物が居住、仕事場、そして食事を楽しめる最先端の空間として生まれ変わったメイン・ストリート・ライフ、オフィスやペントハウス、カフェが入るフォックス・ストリート・スタジオなど、豊かな創造性を持った人々のくらしにも刺激を与えてくれる、おしゃれで躍動感にあふれた創造力と商業の発信地となっています。

この地区の発展の象徴のひとつであるアーツ・オン・メインは、古い倉庫を改装した雰囲気のあるおもむき。都心であるにも関わらず静かなひとときを楽しめるここの中庭は、レモンやオリーブの木が植えられていて地元の人にも人気のスポット。キャンティーンというレストランでパンやデリを買って、休憩していく人も多いのだとか。世界的にも著名な南アフリカ人アーティスト ウィリアム・ケントリッジのアートスタジオをはじめギャラリーやショップ、書店、ファッションブティックが並ぶほか、毎週日曜日にはヨハネスブルグに暮らす地元の人々による食のマーケット マーケット・オン・メインが開催されます。おいしいハンバーガーや本格的なアジアン・キュジーヌ、スイーツなど、50を超える屋台が軒を連ねます。

アーツ・オン・メインからフォックス・ストリートを東にいくと、1970年代の工業用建物を改装したメイン・ストリート・ライフがあります。ここはヨハネスブルグのパノラマビューを望める居住空間を提供していて、12ディケードホテルや映画館、スタジオにワークスペース、そしてファッションデザイナーやグラフィックデザイナー、建築家やインテリアデザイナーが暮らすアパートメントがあります。12ディケードホテルは、全ゲストルームに異なるコンセプトが設定された個性的なホテル。Love Jozi、Black Coffee、Dokter+Missesといった南アフリカのトップアーティストやデザイナーによってデザインされています。1階にある映画館もユニークで、多様性豊かな地元の映画やドキュメンタリーなどを中心に他の映画館ではなかなか見られない映画が上映されています。

居住空間と仕事場を組み合わせる新たな取り組みをしているメイン・チェンジとレボリューション・ハウス。メイン・ストリート・ライフからも近いこれらの建物には、スパやメディテーション・ゾーン、ヒーリングセンター、健康食品を扱うカフェ、アーティストとコラボレーションしたアートとファッションのお店にフィルムスタジオや音響スタジオなど、癒しを提供し、好奇心を満たしてくれる様々な施設があります。

ちなみに、このエリアで最近新たに加わったのはアフリカのデザインワークを展示するために設計された都会的なアフリカデザインミュージアム(MOAD)。1920年代の倉庫を改装した建物の一階部分は、アーティストによるワークショップが開催されるスペースになっています。

以前にも増して地元の人々や旅行者でにぎわいを見せているこのエリアでは、気ままにギャラリーに立ち寄ったり、ハイセンスなお店で買い物をしたり、アーティスティックなカフェでのんびり時間を過ごせば、南アフリカの新たな世代による新しい文化をきっと感じられることでしょう。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆問い合わせ先
マボネン地区(The Maboneng Precinct)
Eメール: brandmanager@mabonengprecinct.com

◆アクセス
ヨハネスブルグからM1号線を南下し、街の中心部でM2号線へ入って東に向かいます。マーケット・ストリート(Market Street)のひとつ先のジョー・スローヴォ(Joe Slovo)出口を降りて、しばらく直進。二つ目の信号で右折し、ベティ・ストリート(Betty Street)を少し直進するとフォックス・ストリート(Fox Street)へ入っていきます。

◆おすすめのツアー
メイン・ストリート(Main Street)を巡るマボネン地区のガイド付きウォーキングツアー。

◆宿泊施設
メイン・ストリート・ライフ(Main Street Life)の一画を占める12デケイズ・ヨハネスブルグ・アート・ホテル(The 12 Decades Johannesburg Art Hotel)の客室には、ヨハネスブルグの過去120年間を10年毎に表現したデザインが施されています。

★ご存知ですか?

マボネンは、ソト語で”光の場所”という意味です。