Spot 南アフリカ観光スポット

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南アフリカ最大級のダーバン港

南半球で4番目の規模を誇る全長21kmものダーバン港には、58カ所の停泊スポットが併設されており、20社以上の港湾業社が最新技術に基づく貨物追跡システムを駆使しながら、年間3,000万トン以上にものぼる貨物を取り扱っています。

年中無休で終日操業されているダーバン港はアフリカ大陸最大の海上輸送拠点。国際輸送ルートの戦略的地点にあることから、南アフリカ最大のコンテナ貨物港として揺るぎない地位を確立しています。ここでは年間に延べ4,500隻もの商船が行き交い、計3,000万トン以上の貨物が取り扱われています。

港の全長は21km、鉄道が走る線路の総延長は302kmで、58カ所の停泊スポットの幅は148〜350m、深さは最大12.2mとなります。この港では20以上の港湾ターミナル業社が事業を展開しています。
埠頭には総床面積8万平方メートル以上の保税倉庫が併設され、ここへの道路と線路が整備されています。また検疫施設、管理ブロック、最新技術が採用された貨物追跡システム、CCTV監視モニター、投光照明と警備用フェンスなどが設置されています。

この港は第1埠頭、第2埠頭、ポイント、T桟橋、クロスバース、アイランド・ビュー、ブラフ、ベイヘッド、メイドン・ワーフといった戦略的拠点とともに構成されています。また南アフリカの大手石油企業であるSAPREF社が運営する給油専用の停泊スポットや、イシピンゴ(Isipingo)には大型タンカー用に1点係留方式の停泊スポットが設けられています。第二次世界大戦中にはサンダーランドとカタリナという2機の飛行艇がベイヘッド基地を拠点に偵察行動を繰り広げ、1950年代まで任務が続行されました。

クルーズ船はダーバン港のN地区に併設された旅客ターミナルに停泊されます。また商業漁船には主にシルト・チャンネル地区やメイドン・ワーフの埠頭が利用されています。

最近ではダーバン港に最新鋭のカー・ターミナルも完成し、年間6万台もの車両が取り扱われています。ここにはターミナルと埠頭を結ぶ、全長380mの連絡橋や6,500台を収容する駐車場などのインフラが整備されています。また入港水路の拡張工事に伴って、港内への入口地点の水路は幅222m、深さ19mへと拡張されています。

タグボートの操業は国家港湾局の管轄下に置かれ、国家港湾局では「ウドンティ(Udonti)」と呼ばれる清掃船を操業しています。ダーバン港にはフル装備のダイビング部隊も配置されていますが、民間企業も同様のダイビングサービスを提供しています。

かつて海軍基地が置かれていたソールズベリー島(Salisbury Island)は現在、南アフリカをはじめ各国の戦艦の寄港地としての役割を果たしていますが、将来は再び海軍の管轄下に戻すことが協議されています。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆問い合わせ先
MSCクルーズ(MSC Cruises)
電話:+27 31 324 3417

トランスネット国家港湾局(Transnet National Ports Authority)
電話:+27 31 361 8865

◆アクセス
ダーバンへは内陸部からの国道3号線、また主要幹線ルートである国道2号線の北ルートか南ルートで向かいます。旅客ターミナルにはマーガレット・ムンカディ通り(Margaret Mncadi Avenue)から進入します。港内へ入るにはマハトマ・ガンディー通り(Mahatma Gandhi Street)をご利用ください。またヨットや小型船舶用の港であるウィルソンズ・ワーフ(Wilson’s Wharf)へも、「Esplanade(遊歩道の意)」と呼ばれるマーガレット・ムンカディ通りを利用します。

◆ベストシーズン
港は年中無休で終日操業しており、年間を通じていつでも訪問できます。

◆周辺のおすすめ
ボート乗り場やレジャー施設が併設されたウィルソンズ・ワーフ(Wilson’s Wharf)、メイドン・ワーフ(Maydon Wharf)、バッズ・オン・ザ・ベイ(Buds on the Bay)など。

◆おすすめツアー
ダーバン港からは小型船舶による港周辺の遊覧ツアーが催行されています。また明け方にはサメの侵入を防ぐためのネットを確認するためのシャーク・ボードに乗船するツアーもあります。また海洋テーマパークのウシャカ・マリン・ワールド(uShaka Marine World)では南半球最大の水族館が楽しめます。

◆周辺の散策
ダーバン港には警備上の理由から立入りを制限している場所がありますが、それ以外は徒歩で行き来できます。海にあたるダーバン港への入口となるポイント地区へも足を運んでください。すぐ隣にはウシャカ・マリン・ワールドがあります。午後はウィルソンズ・ワーフへと足を伸ばし、港全体を見渡せるレストランでゆったりとくつろいでみてはいかがでしょう。またマーガレット・ムンカディ通りを進むと海事博物館があります。

◆食事
水辺に位置するバッズ・オン・ザ・ベイやウィルソンズ・ワーフのレストランや水上の高級レストラン「ラ・ヴュー(The La Vue)」は人気を集めています。

◆買物のおすすめ
ウィルソンズ・ワーフの商業施設ではアフリカ産の土産物をはじめ革製品や衣類、雑貨が販売されています。

★ご存知ですか?

ダーバン港は年中無休で終日操業されています。