Spot 南アフリカ観光スポット

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野生動物や自然界に精通したプロフェッショナル・レンジャー

動物好きや野生動物の保護活動に興味のある人にとって、南アフリカのブッシュはワクワクする冒険の舞台。サファリを体験したことのある人の中には、野生動物との出会いはもちろん、案内役のレンジャーや彼らの仕事に興味を持った人もいるのではないでしょうか。

ブッシュに一歩足を踏み入れて、自然の美しさに触れ、野生動物たちを間近に見ると、この世界についてもっと知りたいと思う人は少なくありません。ゲームドライブなどのサファリに同行するレンジャーは、野生動物をはじめ植物や爬虫類、生態系、さらには天文学や気象学、環境に関することまで幅広い知識を持ち合わせていて、時に楽しく、時に真剣に様々なことを教えてくれます。

さほど知られていませんが、南アフリカにはいわゆるレンジャーとして「ゲームレンジャー」と「フィールドガイド」が存在しています。国立公園や私営動物保護区で旅行客を案内しながら野生動物を探し求め、一日の終わりには同じテーブルを囲んで夕食を共にしながら楽しいひとときを過ごすなど、旅行者を世話する彼らはフィールドガイドと呼ばれています。

ゲームレンジャーは一般的に旅行客の案内はしませんが、そういったことも担当できる資格は有しています。彼らの仕事は野生動物の生息数の把握、フェンスの修理、密猟から動物たちを守る対策など、より広範な役割が求められており、縁の下の力持ちと言えるかもしれません。

旅行中に彼らの仕事ぶりを見て、子供も大人も関係なく憧れを抱く人がいます。実は南アフリカでは趣味の一環として、もしくは将来のキャリアプランの最初のステップとして、ゲームレンジャーやフィールドガイドとしての基本的なトレーニングを受けられるコースが数多く用意されています。例えばサファリロッジの経営や野生動物の管理、トラッキングと呼ばれる野生動物の追跡、また動植物に関する勉強など様々な分野を網羅したコースもあり、期間も2週間から1年程度まで資格のレベルによってさまざま。南部アフリカ・フィールド・ガイド・アソーシエーションでは正式認可を受けたコースも紹介しています。

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★ご存知ですか?

クルーガー国立公園だけでおよそ900種以上の鳥類が生息していると言われています。