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野生動物保護について学べる高級サファリロッジ、キャンプ・ジャブラニ

家族経営による豪華サファリロッジ、キャンプ・ジャブラニはクルーガー国立公園近くのホードスプロイトの側にあるカパマ私営動物保護区内に併設されています。ここでは快適なロッジに滞在しながらビッグファイブ・サファリはもちろん、絶滅危惧種保護センターへの訪問をはじめとしたキャンプ・ジャブラニならではの体験が用意されています。

キャンプ・ジャブラニは、ルレ・エ・シャトーに加盟する全6室の上品でラグジュアリー、かつ現代的な使い勝手の良さを兼ね備えた高級サファリロッジ。各部屋はラウンジエリアに暖炉、テラスにプライベートプールが設けられた贅沢な造り。またセラビー・ラパと呼ばれるスパでは大自然の下でトリートメントを受けることができるほか、こだわりの料理は味はもちろん、見た目も美しく新鮮な食材を使用しており、ロッジ滞在中の楽しみのひとつになること間違いなしです。

キャンプ・ジャブラニは1997年に保護した仔ゾウをきっかけに設立。レンテ・ルードさんは、保護したこの仔ゾウにズールー語で「幸福」を意味する「ジャブラニ」と名付け、いかにして野生に戻すかを考えていました。ちょうどその頃、ジンバブエに生息していた12頭のゾウの命が危機に瀕していることを知った彼女は、彼らをホードスプロイトの地で引き取りました。新しい家族を迎え、計13頭の美しいゾウの群れを保護したレンテさんは世界中から旅行者を迎え、滅多に体験できないゾウとの交流機会を提供しながら、ゾウを支援するためのキャンプの構築を目指しました。これがキャンプ・ジャブラニの始まりです。

ロッジのオーナーであり、ホードスプロイト絶滅危惧種センターの創設者でもあるレンテさんは幼い頃から孤児となったチーターの世話をするなど、野生動物と身近に接しながら暮らしていました。いつか動物に携わる仕事をしたいという情熱を現実のものとしたレンテさんは、1980年にチーターの保護センターを設立し、1990年には施設を一般公開しました。今ではチーターのみならず、南部アフリカに生息する絶滅の危機に瀕した野生動物の保護のため、絶滅危惧種の保護を目的とした調査や教育プログラムを展開するほか、若者を中心に野生動物保護の必要性を唱える取り組みを続けています。キャンプ・ジャブラニに滞在するゲストはこういった動物保護に関するプログラムを体験できます。

野生動物の保護活動について学べるキャンプ・ジャブラニで、人間と野生動物たちとの共存について考えてみる貴重な体験となるに違いありません。

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