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野生動物たちへの思いやりが大切 ゲームドライブに際してのエチケット

広大なブッシュで繰り広げられる野生動物たちのドラマを垣間見ることのできるゲームドライブでは、野生動物に対する思いやりのある振る舞いが大切。動物たちに敬意を払いながら、ゲームドライブを楽しむことを心がけてください。

雌ライオンが子供に母乳をあげているときに携帯電話で大声で話をする、騒いで動物たちが眠ったり休憩しようとするのを妨げる、動物たちの気をひくために口笛をふく、良い写真を撮ろうと車から降りたり車の屋根の上がろうとするなど、ゲームドライブ経験者でさえ、野生動物たちの姿に興奮して、つい誤った行動をとってしまう可能性があります。

野生動物たちに対する相応しい振る舞いはどんなものなのか。もし動物保護区でゲームドライブに参加するなら、ルールはとてもシンプル。3つの鉄則は立ち上がらない、携帯電話を使用しない、大声や奇声を上げないこと。

そして最も大切なのは案内役のレンジャーの指示に従うこと。野生動物をはじめ、昆虫や植物などあらゆる分野に精通しているレンジャーは動物たち、特に危険で繊細とされている動物を観察している時は、絶対に立ち上がらないように注意します。野生動物たちは車には慣れていますが、誰かが立ち上がることでいつもと異なる外形になったとき、思いがけない反応を引き起こす可能性があるからです。

もしレンタカーを利用してセルフドライブを楽しむ際には、気をつけるべき点が増えます。

攻撃的になりうる動物には適度な距離を保ち、必ず彼らの逃げ道を開けておくこと。特にゾウの群れにはゆっくりと近づき、自分自身もすぐに逃げられる道筋を確保しておきましょう。動物たちのリーダーは雄雌に関わらず人の存在に激しく不快感を示すことがあるため、その時は敬意を持って対処することを心がけましょう。

どんな状況下でも野生動物への餌付けは禁止されていますが、特にバブーンは要注意。車に向かって突撃したり、内部に侵入してくることもある彼らは長い歯を持ち、時として攻撃的になることもあるため、観察する時には必ず車の窓やドアが閉まっていることを確認しましょう。

また他の旅行者も同時に観察している可能性もありますので、鳥たちの住処に入る時は、彼らを不安にさせないよう静かに近づきましょう。水辺に近づく時にも同じことが言えますが、これは動物たちは水を飲んでいる間に攻撃されやすいことから非常に神経質になっているため。

他に気をつけるべきこととしては、動物を観察する際には車のエンジンを止めること。特にエアコンは騒音を発するために動物たちを不安にします。また動物を観察している時に他の車両が集まってきたら、車の止め方や動物が見やすいポジションの占有時間に配慮し、他の人にも譲るよう心がけましょう。

このように環境や野生動物に対して敬意を持って接することで、きっと素晴らしいゲームドライブが体験できます。

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★ご存知ですか?

動物、特にゾウのフンはフンコロガシがたくさん集まっている可能性があるので、できる限り中止し避けて運転しましょう。