ウォーキングサファリ／ブッシュウォーク

© Bridget Hilton-Barber

クルーガー国立公園の「アウトポスト・トレイル」は大自然の下へと旅人を誘います。3泊の行程で体験するウォーキング・サファリ＝ブッシュウォークでは、歴史に彩られ、美しい風景と野生動物に溢れる伝説の地、マクレケへ向かいます。

アウトポスト・トレイルの起点はアウトポスト・ロッジと名付けられたデザイナー建築のエコロッジ。このロッジは現代アフリカンブッシュの建築様式と、各建物を結ぶ木製の歩道で知られています。

アウトポスト・トレイルの目的地はクルーガー国立公園に流れるルブブ川とリンポポ川の間に位置するマクレケ地区。バオバブの樹が立ち並ぶパフリには、かつての王族の集落があり、象の群れが生息。ボツワナとジンバブエとの国境付近に位置するクルックス・コーナーはゴールドラッシュ時代の盗人たちの逃走経路として知られています。

野生生物との出会いを求めるブッシュウォークはに日の出と共に出発し、広大な低木地帯やごつごつした岩肌が露出した地域、この地域特有の森やバオバブの茂みなどを進んでいきます。途中のランチタイムは心地よい木陰で、アフリカンスタイルのブッシュピクニックが楽しめます。

自然や動物に関して多くの知識が学べるアウトポスト・トレイルでは心が揺さぶられる体験もできます。自分の足で低木地帯を歩いていると、音や香りにも敏感になり自然のリズムが体感できます。ガイドは道すがら面白い木や動物を指差して、アフリカのブッシュやそ子に住む生物についての古くからの言い伝えなども教えてくれます。

ルブブ川を見渡しながらアウトポスト・ロッジへ戻る時間には日暮れ時の一杯が待っています。丘の斜面に建つロッジのメインの建物は木製の歩道で各シャレーと繋がっています。

シャレーは高度なプライバシーを保ちながら快適な空間を提供。ゆったりとした部屋には巨大なベッドが開知されています。壁の代わりにはリモコンで操作できる格納式のスクリーンが設けられており、これを解放するとブッシュや川が奏でる美しい景観を独り占めすることもできます。アウトポスト・ロッジでは南アフリカ産や輸入物の洗練されたワインとともに多国籍料理が供されます。

【旅の計画に役立つヒントと情報】

◆アクセス
多くのブッシュ・ウォークは国立公園内で催行されます。ウェブサイトを検索して詳細な情報をお調べください。

◆ベストシーズン
暑さが苦手であれば3〜9月までの涼しい季節に計画することをおすすめします。

◆心構えと準備
動物保護区内でのブッシュウォークにはプロの専門ガイドが同行します。鍛え抜いた強靭な身体は必要なく、しっかりと歩ける体力さえ備わっていれば十分です。出発前にはレンジャーや他の参加者を交えて、歩く距離やペース、特別な関心事などについてしっかりと確認しましょう。

◆料金
ウォーキング・サファリの料金は歩く距離や、選択したコースの贅沢さ加減によって異なります。

◆所用時間
一日で楽しめる短いものもありますが、ブッシュウォークの多くは3泊で体験するものとなります。

◆服装と持ち物
丈夫で歩きやすいウォーキング用のシューズまたはブーツ、気候に応じた服装、軽量の双眼鏡とカメラもお忘れなく。また帽子、ボトル入り飲料水、日焼け止め、虫除けスプレーなどもしっかり揃えておくこと。

◆宿泊
宿泊費用はウォーキング・サファリの料金に含まれます。

◆食事
ほとんどのブッシュ・ウォークには食事が含まれており、高級料理とまでは言えませんが真心こもった美味しい食事が提供されます。