歴史あるケープタウンの庭園、カンパニーズガーデン
ケープタウンのカンパニーズガーデン(Company’s Garden)は自然や歴史、建築物の魅力に触れながら、のんびりと過ごせる憩いの場所。マザーシティの中心部に位置し、便利なアクセスとともに数多くの見どころを提供しています。
マザーシティと称されるケープタウンへの旅行はカンパニーズガーデンを訪れずして終わることはありません。歴史ある建物、博物館、礼拝所、アートギャラリーなどが併設されたカンパニーズガーデンは、ケープタウン・ガーデン(Cape Town Gardens)とも呼ばれています。
緑に囲まれた木陰でくつろいだり、のんびり散歩したり、夢想に耽ったりして疲れを癒すのにも適しているこの場所の近くには、国会議事堂(Houses of Parliament)やケープタウンの設立に重要な役割を果たした奴隷たちがかつて暮らしていたスレイブロッジ(Slave Lodge)があります。またイジコ南アフリカ博物館(Iziko South African Museum)には、国内に2つしかないプラネタリウムのひとつがあります(もうひとつはヨハネスブルグにあります)。
南アフリカで最も古い栽培用の西洋ナシの樹や、1929年に造成された当時の様子が今なお残るバラ園なども見逃せません。目が不自由な人のために設けられた香りの園では、目を閉じて様々な香りの魅力を感じることができます。
庭園のあちこちで見られるリスは、カメラを向けるとしっかりとポーズを決めてくれます!
庭園の近くには南アフリカ聖公会の主教座であるセントジョージ大聖堂(St. George’s Cathedral )や大シナゴーグ(Great Synagogue)、ホロコーストセンター(Holocaust Centre)といった礼拝の場もあります。
園内を見守っているのは、1845〜1862年までケープ植民地の総督を務めたサー・ジョージ・グレイとセシル・ジョン・ローズ(Cecil John Rhodes)の彫像、そして第1次世界大戦中のデルビルの戦いで命を落とした多くの南アフリカ人兵士を追悼するデルビル・ウッド・メモリアル・ガーデン(Delville Wood Memorial Garden)が設けられています。これらはいずれもカンパニーズガーデンの歴史的重要性を示すものに他なりません。
この庭園を後にする際には、メイン通りに並ぶ上質なアフリカの美術品や工芸品もぜひご覧ください。
旅の計画に役立つヒントと情報
◆問い合わせ先
カンパニーズガーデン・ビジターセンターおよびインフォメーションオフィス(Company’s Garden Visitor Centre and Information Office)電話:+27 21 400 2521
ケープタウン観光局(Cape Town Tourism)電話: +27 21 487 6800
◆アクセス
カンパニーズガーデンはケープタウンの中心にあり、ケープタウン駅(Cape Town Station)やグリーンマーケットスクエア(Greenmarket Square)、ロングストリート(Long Street)といった観光スポットから徒歩ですぐの場所にあります。
◆ベストシーズン
カンパニーズガーデンは通年で午前7時から午後7時まで開園しています。
◆地域周辺
カンパニーズガーデン周辺にはグリーンマーケットスクエア、テーブルマウンテン、キャッスル・オブ・グッド・ホープ(Castle of Good Hope)など見どころが数多くあります。
◆ツアー
カンパニーガーデンを含めたケープタウン中心部のウォーキングツアー。
◆周辺情報
ケープタウンの中心部は散歩に最適な場所。一般的な海外旅行の際と同様の注意すべき点は頭に入れておきましょう。シティボウル(City Bowl)地区は警備体制もしっかり整っています。
◆料金
庭園への入場は無料。
◆宿泊施設
ケープタウン中心を通るロングストリート沿いに並ぶアバンギャルドなホテルはおすすめ。
◆食事
ケープタウン中心部の横道へ入ると、とても美味しいランチを提供しているビストロが発見できます。
◆イベント
ケープタウンでは様々なフェスティバルやイベントが開催されています。最新情報はケープタウン観光局のウェブサイト(https://www.capetown.travel)でご確認ください。
◆おすすめの買物アイテム
グリーンマーケットスクエアに並ぶ地元の美術品や工芸品。
★ご存知ですか?
カンパニーズガーデンは船舶の食糧補給基地として、1650年代にオランダ東インド会社によって造成されました。