ビジネスツーリズムの促進を目的とするアフリカ大陸最大のビジネスイベント・トレードショー「ミーティングス・アフリカ 2016」が、ヨハネスブルグ郊外のサントン・コンベンションセンターで2016年2月22〜24日に開催される。

2016年で第11回目を数えるミーティングス・アフリカは、ビジネスイベント分野におけるアフリカ最大のトレードショーへと発展を遂げ、今年2月に催されたミーティングス・アフリカ 2015では、アフリカ大陸内13カ国からの41社を合わせて計270にのぼる出展社数を記録。南アフリカ観光局では世界各国より178人のバイヤーを招待し、期間中に訪れた報道関係者は約200人にのぼっている。

先頃、スペイン・バルセロナで催された世界有数のMICEイベント「ibtmワールド」において、南アフリカのデレク・ハネコム観光大臣は「2014年に南アフリカは124件の国際会議を招致し、約7万人の関係者が訪れた。ビジネスイベント誘致に向けた取り組みを統括する南アフリカ・ナショナル・コンベンション・ビューロー(SANCB)では、すでに2016〜2020年の向こう5年間にわたって南アフリカで開催される鉱業・農業・医療など広範な産業セクターによる国際会議163件の誘致に成功を収めており、これらを通じて15万人の訪問者と31億ランド(約264億円)の経済波及効果が期待されている」

「アフリカのMICE産業における潜在成長力は加速度的に高まる中、ビジネスイベント・デスティネーションとして優れた費用対効果を提供する南アフリカは高度な保安態勢と美しい自然の下、訪問者に充実の時間と貴重な体験と思い出をもたらしている」と述べている。

また「ミーティングス・アフリカ 2016」の開催前には、欧州を拠点にレジャーやビジネスイベント分野での都市マーケティングを手掛ける非営利団体ECM(European Cities Marketing)が欧州域外で初めてとなるECMアカデミーをヨハネスブルグで開催する。ハネコム観光大臣は「アフリカへの関心が高まる中、ECMアカデミーでの教育プログラムが南アフリカ、そしてアフリカ諸国のサービスレベルの向上と雇用創出、ビジネスイベント需要により的確に応えられる態勢の強化へと繋がることを願っている」と加えている。

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