南アフリカ観光局は、法令に則った入札契約手続きの結果、アフリカ大陸最大規模のトレードショー「Africa’s Travel INDABA」とアフリカ大陸におけるビジネスツーリズムの促進を目的とするビジネス・イベント「Meetings Africa」の運営業務を、向こう3年にわたってシナジー・ビジネスイベント社に委託すると発表した。

すでに出展者の申し込み受付を開始しているMeetings Africa 2018は、2018年2月27〜28日の2日間にわたってヨハネスブルグ郊外のサントン・コンベンションセンターで開催。開幕前日の2月26日には BONDay（Business Opportunities Networking Day）と称する出展者向けのネットワーキング・イベントも催される。一方のAfrica’s Travel INDABAは、ダーバンのインコシ・アルバート・ルツーリ国際コンベンションセンターにて、2018年5月8〜10日の3日間にわたって開催される。

シナジー・ビジネスイベント社は展示会やイベントの運営管理業務を手がける企業で、全株式の60%をタウ・マネジメント・コンサルティング社のティセツォ・タウ氏、残りをスキャン・ディスプレイ社とスキャン・ディスプレイBEEトラストが保有している。

南アフリカ観光局のシサ・ンツォーナ最高経営責任者は、「豊富な経験に裏付けされた優れたサービスを提供する企業と新たに締結した3年間のパートナーシップ契約は、黒人が経営するビジネスを継続的に後押しする南アフリカ観光局の姿勢を示すものに他ならない」と述べている。

南アフリカ観光局傘下でビジネスツーリズムを専門とする南アフリカ・ナショナル・コンベンションビューローが主催するMeetings Africaは、開幕までは残すところ3カ月あまりと迫っているが、第13回目を数える2018年は、新たな業務委託先との協力下で開催される。アフリカ経済に変革をもたらすためには、アフリカ各国の政府と観光当局をはじめ、旅行業界、メディア、その他の関係者らによるコラボレーションが重要かつ不可欠となることから、Meetings Africa 2018は「シェアリングエコノミー」をテーマに掲げている。

ンツォーナ最高経営責任者は、「Meetings Africa 2018では、“アフリカの発展に向けて一丸となって尽力する”という戦略的位置付けの下、より多くの国際・地域ビジネスイベントをアフリカ各国へ招致し、観光収入増と持続可能な雇用機会の創出を図るために、アフリカ大陸各地からのキープレイヤーが一堂に会することになる」と述べている。

Meetings Africa 2018は出展者の申し込みに加えて、バイヤーと報道関係者からの登録受付も開始しており、早期の申し込みに際してはカテゴリー別に割引も用意している。また、シナジー・ビジネスイベント社が運営業務を手がける来年5月のAfrica’s Travel INDABAへの登録も、すでに11月24日より受付を開始している。

ンツォーナ最高経営責任者は「南アフリカ観光局が主催するこれらの戦略的トレードショーでは、アフリカ大陸における観光産業の発展と経済成長に向けて広範な対話が繰り広げられ、コラボレーションとパートナーシップによる革新が生まれることを期待している」と締めくくっている。

Meetings Africa 2018およびAfrica’s Travel INDABAに関する詳細は、以下のウェブサイト（英語）でそれぞれ案内されている：

Meetings Africa 2018：www.meetingsafrica.co.za
Africa’s Travel INDABA：www.indaba-southafrica.co.za

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