Spot 南アフリカ観光スポット

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クルーガー国立公園でバードウォッチング

© South African Tourism

南アフリカ最大の動物保護区であるクルーガー国立公園で出会えるのはビッグファイブ(大型野生動物のバッファロー、ゾウ、ライオン、ヒョウ、サイ)だけではありません。ここにはたくさんの鳥類も生息しており、夏には美しい姿を魅せる様々な鳥類を目撃することができます。そしてその多くは滞在拠点となる主要なレストキャンプ周辺で捉えることができます。

初心者であれ熟練のバードウォッチャーであれ、夏のクルーガー国立公園はバードウォッチャーにとっては楽園となります。北半球の寒い冬を逃れ、夏休みを過ごすために色とりどりの鳥が南アフリカへとやってくるのです。

最初にやってくる猛禽類はヒメイヌワシ。ずんぐりした茶色の鷲で、羽の生えたバギーパンツを履いている姿を見せています。茶色い鷲の中で最大のソウゲンワシも旧北亜区から飛来します。川の近くに宿泊の際には、夜になると聞こえてくるウオクイフクロウの不気味な金切り声に耳を澄ましてみてください。このフクロウは世界で3種類しかいないウオクイフクロウのうちの一種に数えられています。

ハチクイの様子にも圧倒されるに違いありません。乾燥した土手に穴が掘られた場所を探してみてください。明るい深紅色の鳥が出入りするところを見かけたら、そこがミナミベニハチクイの巣です。

ヨーロッパ・ハチクイの黄色い喉元と栗色の頭頂部を見間違える人はいないはず。人目を引くターコイズブルーを放つセネガルショウビンの巻き舌で歌っているような大きな鳴き声は一日中、低木の茂みから聞こえてきます。頻繁にみられるツバメは、驚くべきことに欧米からクルーガー国立公園まで僅か3週間で到着します。

大型動物を観察する際には、サイの皮膚や水牛の顔、キリンの首からダニを忙しげに獲る黄色と赤のくちばしの茶色い鳥にも注目してみてください。疲れ知らずのウシツツキです。この鳥は肉食動物が近づくと騒がしい音を発して飛び立つので、早期警戒システムとしても働いてくれます。

500種類以上の鳥が生息する夏のクルーガー国立公園でのバードウォッチングには、携帯に便利な鳥類図鑑をご用意あれ!

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★ご存知ですか?

クルーガー国立公園で鳥観察に最高の場所は大抵の場合、キャンプ内です。