南アフリカ国立美術館
南アフリカ国立美術館には南アフリカだけでなくアフリカ全体、英国、フランス、オランダ、フランダースの美術品が数多く所蔵されています。ビーズ細工やアパルトヘイト芸術作品などの素晴らしいコレクションも揃えています。
ケープタウンのイジコ博物館機構の一部を構成する南アフリカ国立美術館は、植民地時代から現代に至るまでの印象的なコレクションを所蔵しています。
定期的に展示作品が入れ替わる常設コレクションは絵画、写真、彫刻、ビーズ細工、織物、紙細工など多岐におよび、この美術館ならではの特色となっています。
植民地時代のコレクションには、17世紀から19世紀までのオランダ、フランス、英国のリトグラフ、エッチング、絵画作品などがあります。常設展は頻繁に国外からの作品とともに催されています。
現代コレクションには1980年代のアパルトヘイト芸術の広範な作品があり、過去200年間に渡って南アフリカから持ち出され、その後返還された芸術作品が含まれています。1990年以降は、アフリカ各国の様々な文化にスポットを当てた数々の作品を購入しており、ビーズ細工や土着の彫刻作品など素晴らしいコレクションを所有しています。国立美術館では1999年に南アフリカ・ビーズ協会を発足しています。
南アフリカ国立美術館の歴史は、1871年に英国の海洋芸術家トーマス・バターワース卿が個人コレクションの絵画45点を寄贈したことに始まります。現在の南アフリカ国立美術館はあらゆるジャンルの南アフリカ芸術の歴史を学べる貴重な場所として、アクセスに恵まれていることも手伝って、芸術愛好家必見の見どころとなっています。
★ご存知ですか?
エイブ・ベイリー卿が遺産贈与した400点以上の絵画、印刷物、素描は、公立美術館によるイギリスのスポーツ芸術のコレクションとして世界最大のものです。