Spot 南アフリカ観光スポット

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アフリカ大陸最南端の公園 アグラス国立公園

写真:アグラス岬の灯台からの絶景は格別。

アグラス国立公園まで足を伸ばせば、アフリカ大陸最南端に建つ灯台を始め、春に咲くフィンボスの花々、難破船にまつわる謎、白砂のビーチ、尾びれで水面を叩くクジラとの出会いなど、死ぬまでに体験しておきたいことの多くを一挙に成し遂げることができます。

アフリカ大陸最南端のアグラス岬へ向かう途中、多くの訪問者たちがアグラス国立公園に立ち寄り、冒険者たちが味わったスリルの一端を体感しています。

1824年に建てられたケープタウン市内のグリーンポイント灯台に次いで、南アフリカで2番目に長い歴史を誇るアグラス岬の灯台は1848年に完成。アフリカ大陸最南端の象徴として、緩やかに丸みを帯びたアグラス半島の突端からの絶景とともに、多くの訪問者を魅了して止みません。

国立公園として造成が進められているアグラス岬周辺にはバードウォッチャーやビーチ好きな人々を始め、美しいフィンボスの姿に魅せられた植物愛好家や難破船にまつわる物語に関心を寄せる人々などが頻繁に足を運んでいます。ちなみにこの付近の海岸線では1㎞毎に難破した船の姿を目にします。

西暦1500年、ボルトガル人の航海士がこの地を訪れた際に真北と磁北の方向が一致したことから、ポルトガル語で「針」を意味する「アグラス」と名付けたと言われています。この一帯には針先のように尖った岩を数多く見かけることも「アグラス」と称される所以ではないかとされています。

ケープ・アグラス周辺の天候は全般的に穏やかではあるものの、時折、海上で発生する暴風が高さ30メートルにもおよぶ波を引き起こして船の航行を脅かすことがあります。この辺りの沿岸で目にする数多くの難破船には漂流者や密航者、亡霊にまつわる悲劇や喜劇のストーリーが存在し、今なお語り継がれています。

この一帯には先住民のコイ族が暮らしていたことから、当時の様子がうかがえる遺跡や古代の石製の漁具などが残されており、数千年前の生活に思いを馳せることができます。

アグラス国立公園には見どころが数多くありますが、波の音に身を委ねながらのんびりするのも贅沢な時間の過ごし方かもしれません。56㎞にもおよぶ白い砂浜の海岸沿いに広がるアグラス国立公園ではホエールウォッチングに加えて、貴重な植物が生息する砂丘、潮溜りに集まるクロミヤコドリ、また内陸部ではほのかに香る色彩豊かなフィンボスに寄ってくるオナガミツスイの様子なども楽しめます。手つかずの自然が残るアフリカ大陸の最南端で、大航海時代の冒険者になった気分で時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

★ご存知ですか?

ケープ地方には多様性に富んだ約9,000種類のフィンボスが生息しており、毎年のように新種が発見されています。